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第174話 トラのパーティーはピンチ?(10)
「神速……」
胡蝶さんは。自分を素早く、動かすことが可能な仙術を無詠唱で発動──! 玉さんの傍へと駆け寄る行為を一瞬で辞め、後方ダッシューへと切り替え──! 己の身体を宙に浮かした状態で一気に下がり──! 王大連の背後をとれば──!
「はぁ、ああああああっ!」、「やぁあああああああっ!」、「死ねぇえええええええええっ!」、「死んでしまえぇえええっ!」、「王大連~~~!」、「死ねぇええええええっ!」、「死ねぇええええええっ!」と。
胡蝶さんは憤慨しつつ、敵の総大将王大連へと殺意剥きだしで、ハゲ爺でおデブな中年爺の名を声を大にして呼び、死ねと叫びながら。九尾の狐の強力な固有仙術《《狐火》》の魔砲弾を両手で連続──! 連撃発射──! 次から次へと王大連の身体へと近接で打ち込むから、奴の身体が狐火の炎で燃え、視界が見えないぐらいの煙がでるから。
(やったぁ……)、(やり遂げた……)、(敵将王大連を始末した……)
と、胡蝶さんは歓喜して安堵するから。
「………か・い・か・ん」
敵将王大連を冥府へと送った胡蝶さんは最後に気の抜けた声を漏らすのだった。
◇◇◇




