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第171話 トラのパーティーはピンチ?(7)
そんな自分たちの仲間の様子を見て。
「二番目雪姉~!」
と叫びながら、猫又の玉さんが素早く雪女の細雪さんの許へと駆けつけようとすれば。
「細雪~!」
今は自分の姉である妖蘭さんがいないから、事実上のパーティーリーダーに当たる、九尾の狐の胡蝶さんも慌てて細雪さんの許へと駆けつけようとすれば。
「はぁ~、猫又の小娘が~! 先も言ったであろう! まだ敵将の儂が生存しているのにも関わらず、余所見をするな! まだ戦闘中なのだから、戦闘に集中して! 敵将を倒す事が出来たら。その時初めて、味方の状態確認! ──死んでいれば、その者の事を諦め、遺体だけ回収する……。もしも生存確認して生きているようならば、治癒の仙術が使用出来る者が居るか、居ないかを確認して、居ればそこで初めて治癒の仙術を使用するのが当たり前の事……。なのに? 猫又の娘は我を忘れ、敵将が居ても仲間の様子を見に行き。敵将に隙を見せるから、この通りの、阿保じゃ~! 戯け者じゃ~! 大馬鹿たれ目じゃぁ~。あっ、はははははは」




