170/355
第170話 トラのパーティーはピンチ?(6)
そう胡蝶さんや玉さん、細雪さん……。妖鬼さんに妖妃さん、妖華さんたちの瞳で捉えることができないスピードで、狼狽している細雪さんへと襲いかかり、彼女の腹部へと鋼の拳を入れ込み、強打を与えるから。
「うぐっ」、「がはっ」、「きゃぁああああああああああああああああああっ!」と。
今度は細雪さんが仙術で氷の障壁を張り、防御もできぬまま、王大連の鋼の拳を食らい、彼女は絶叫を吐きつつ宙を舞う刹那な状態へと陥るから。
「細雪~!」
「細雪さん~!」
「二番目雪姉ちゃん~!」
まだ王大連の仙術、《《状態鋼鉄化》》の拳や蹴りの攻撃を受けていないお姉さまたちから絶叫染みた声音で、細雪さんを呼ぶ声が混沌している部屋の中に響き渡るけれど。細雪さんの肢体は無残にも無防備のまま床に叩きつけられ──。『ゴロゴロ』と転がる。




