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第149話 敵将王陳は二人の会話を聞き顔色を変える? (12)
山ちゃんが寒椿さんへと見せた銅鏡の中には、王陳が真っ青な顔で涙と鼻水を垂れ流しながら、鏡を内から叩く姿と嘆きと嘆願、懺悔の声が聞こえるから。
「うふっ」と寒椿さんは大変の満足した笑みを山ちゃんへと魅せてくれた。
だから山ちゃんは自分の超麗しい九尾の狐の奥さまの笑みを見てポッと、自分の顔を桜色に染めつつ魅入って、惚れ直してしまうから。
王陳が銅鏡の中から「もう、あなたたち私の話を聞いている~?」と嘆き、尋ねてこようが無視……。
そのまま山ちゃんと寒椿さんは見詰め合うから。恋愛の女神さまが降臨されたのかな? 二人はラブコメのテンプレ通りに筋斗雲の上で見詰め合い、雰囲気の流れに飲み込まれ、熱いキスを交わしてしまうから。
筋斗雲は『はぁ~、御主人にもやれやれだ』と、山ちゃんと寒椿さんのラブラブな行為に対して呆れ返り、嘆息と不満を漏らしてしまうのだった。
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