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第146話 敵将王陳は二人の会話を聞き顔色を変える? (9)
「……ん? 何、寒椿さん?」
山ちゃんは奥さまに声をかけられると首を傾げるけれど。
「──あの、王陳はあれでも、この国では相当強い将軍で、冒険者ランクもAだよ! ──そんな王陳をどうやって捕えるの、山ちゃん?」
今度は寒椿さんが首を傾げ可愛く、山ちゃんへと尋ねる。
だから山ちゃん「ん?」と声を漏らし。
「う~ん」と寒椿さんの前で呻り、考える人へと変化……。
でも山ちゃんも直ぐにポンと手を叩いて閃いた、のジェスチャーをおこなうと。自分たち夫婦の目から逃れようと必死に飛行する王陳の足の裏を見ながら、自分の顔を穏やかに緩ませ、微笑むと。
「寒椿さん、大丈夫……。変態おじさんは僕が今から直ぐに彼が無傷なままで捉えてしまうから心配しないで」くれと。
山ちゃんは寒椿さんへと満身の笑みを浮かべながら告げると。




