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第143話 敵将王陳は二人の会話を聞き顔色を変える? (6)
「ぎゃぁああああああああああああああああああああああああっ!」と。
「痛い~~~!」、「痛いわねぇえええっ!」
寒椿さんに自分の背を撃たれ、射貫かれた王陳は自分の妖弾が貫通した傷口……。その逆の位置である腹部を押さえながら絶叫を上げつつ、のたうち回ることをしないで。
「うぅ、ううう。痛い、痛いわね……」
王陳は涙も流して苦痛な顔をしつつ呻り、悪態までつきつつ立ち止まることをしないで。
「ヒール……」
仙術の治癒スキルを使用して、寒椿さんに射抜かれた傷口を塞ぎながら王陳は二人から逃走を謀る。
だから寒椿さんの口から。
「王陳! 逃がすか!」と荒々しい声が吐かれ。




