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第138話 敵将王陳は二人の会話を聞き顔色を変える? (1)
「そうなんだ?」
「うん」
相変わらず王陳のことを無視しながらボスモンスター《《キングタイガー》》の話題にかくかくしかじかと花を咲かせ続け、山ちゃんの問いかけに、傾奇者の姉さん女房が頷けば、二人の和気藹々とした会話は終了を迎えるから。
山ちゃんは前を向き、寒椿さんはまた地上へと視線を変え──。相変わらず見えない敵に対して狼狽している王陳の部下達……。混沌とした状況化を作っている敵兵めがけてマスケット銃で射撃──! また敵兵を寒椿さんは銃声の音と共に躯へと変えていくのだが。
「あれ?」
また前を! 敵将の変態優男の王陳へと視線! 身体の向きを変えた山ちゃんなのだが。何故か彼は王陳を見て首を傾げてしまうから。




