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第137話 山ちゃんVS王陳将軍(21)
先ほど山ちゃんから、今度こそ最後通告とも言える大事で、優しい説明を王陳は聞かせてもらった。
そう山ちゃんは王陳達──三鬼士が自分たちの兵まで引き連れ、森を探索……。自分達の名声と冒険者レベルをあげるために何度も、《《キングタイガー》》の討伐をおこない失敗と敗走を繰り返しているのに。
山ちゃんの《《キングタイガー》》の一刀両断による討伐話は嘘偽りだと思い、変態おじさんは聞く耳をもたなかったから。
只今自分の持っている妖力、気力を産まれて初めて最大値まであげようと試みるのだが。
「……あっ、そう言えば山ちゃん?」
「……ん? 何、寒椿さん?」
「城郭入って直ぐの広場にあった、あれが、《《キングタイガー》》の首と胴でしょう?」
「うん。そう、そう、あれ、あれだよ。《《キングタイガー》》の躯はね……」
「あれさ?」
「うん、どうかしたの?」
「村長が料理して食べると言っていたけれど。《《キングタイガー》》のお肉って美味しいの?」
寒椿さんが山ちゃんへと可愛く首を傾げつつ、自分が素直に疑問に思うことをたずねた。




