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第132話 山ちゃんVS王陳将軍(16)
だから今年の秋は実りある年にできるから、村は飢饉の心配はないのだと。今年の秋の豊作祭は自分がいるから盛大にできると思うと。自分は大変によく働く男だから苦労をかけないと、寒椿さんへの自己自慢を王陳に邪魔されたから少しばかり不機嫌な顔と声音で言葉を返せば。
「はぁ~、何を戯けを言っているの~。このクソガキは~。そのクソダサイ鍬を冗談みたいに武器にしているあたり、戦いというものを舐めているとしか思えないは~」
王陳は、今度は怒りをあらわにしてではなく、両手を肩まで上げジェスチャー……。呆れた声音で山ちゃんへと神聖なる戦を馬鹿にするなと告げる。
しかし山ちゃんが持つ鍬は、只の鍬ではなく、あの勇者猪八戒が使用していた落ち葉集めの形状した戟の改良版だと仏さまが用意して授けた宝具だから。
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