第124話 山ちゃんVS王陳将軍(8)
敵将王陳は仙術レベルも高いが、それ相応に耳の方もいからね、山ちゃんと寒椿さんの会話は全部聞き取り。山ちゃんが自分のことを侮り、嘲笑っていることに気がついて真っ赤な顔をしながら憤怒……。
敵将王陳は大変に恐ろしい顔……。自分の眉間にピクピクと血管を浮きだし、眉間に皺も寄せて、頬もピクピクと引き攣らせてね。ワナワナと震えながら。
「き、貴様~! ガキの分際で私の事を愚弄しおって許さないわよ! 貴様も可愛い顔をしているから。私が仙術でなぶり殺して、皮を剥ぎ取り、夫婦で仲良く剥製にしてやるから覚悟をしておきなさいよ。プンプン」と。
山ちゃんがこの世界では伝説の大仙術師で、東国の火の国の魔族の国王でもあり、天界をも自分の手中に収めようとハルマゲドンを起こし、戦をしかけた伝説の魔王《《孫悟空》》……。
そして孫悟空の軍勢に抵抗し、何度も退けた天界の近衛隊の大将軍だった猪八戒や沙悟浄……。
その後、孫悟空は神の軍隊に敗走……。釈迦如来さまたちに捕らえられ、地上へと落とされ封印……。
三蔵法師と化した釈迦如来さまに封印を解かれ、勇者パーティーとして従軍……。前魔王を倒し、悪に染まった地上に光をさした伝説の勇者《《孫悟空》》や《《猪八戒》》、《《沙悟浄》》たちの名前まで出して、山ちゃんは、一応は敵の身を案じてやったのに……。
(219)




