116/355
第118話 山ちゃんVS王陳将軍(2)
こんなにも仙術の妖力、武力が立つ、俺たちの異世界の押しかけヒロインさまをどうやら先ほど倒し、敗走……。逃走を余儀なくさせた相手がやっとお出まししたのだと俺が山ちゃんへと教えたから、彼は微笑んだのだ。
だから山ちゃんの顔色を窺っていた寒椿さんは、自分の真横の伴侶に何か大変なことが起きた訳ではないと悟り、ほっと胸を撫でおろし安堵をする。
「──危ない!」
だが寒椿さんの和らいだ麗しい顔での安堵も束の間……。自分の目の前でいきなり爆発音と衝撃音が聞こえたがために、戦の最中だと言うことを忘れ、寒椿さんは咄嗟に瞼を閉じてしまい。慌てて瞼を開けた。
すると寒椿さんの目の前に薄い青色の仙術障壁が彼女を守護するかのように展開をされていたから。
「えっ!」と驚嘆する寒椿さんだけれど。




