114/351
第116話 俺たちは盗賊の幹部連中と対峙します! (5)
どうせ後で仏さまやランちゃんを吊し上げ、今の俺たち三人の置かれている立場は【勇者】なのか、【魔王】なのかを問うつもりだからと。俺自身が決め、家族や仲間を守る覚悟を決めれば。
「(──山ちゃん! 敵が一人そっちにいったぞ!)」と告げ。
「(山ちゃんの方に向かったのは仙術師で仙術レベル60ってところだな……)」
と、俺は家の妖蘭の前に立ち塞がる敵と対峙する前に、探索の仙術を持たない山ちゃんへと敵の将の情報を仙術の脳内通信で教える。
「(……ん? そうなの、ミチノリ君?)」
だから山ちゃんから言葉が返るので、「(うん)」と頷けば。
「(ありがとうミチノリ君……。こちらは、こちらで対処するから心配しなで……)」
山ちゃんから緊張のない明るい声が返ってきたから。
俺も「(ほっ、はい。了解~。こちらも上手くやるは……)」と明るく言葉を返すのだった。
◇◇◇




