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第113話 俺たちは盗賊の幹部連中と対峙します! (2)
「……貴様等、何をしているのだー! こんな視界もよく聞く場所で、敵の将二人に苦戦しおってからに……。それも相手は先程逃げられた妖魔の将とたかがガキ一人に苦戦をしているのだ!? ──こんな二人等数に物を言わせ、取り囲み殺してしまえば良いだろうが! さっさと処理をしてしまえ」と。
俺が暇で眠たいから、大欠伸……となれば? 涙も自然と垂れるから、物脆いにならないよう細心注意を払いつつ己の指で涙を拭いていると、声の太い男も声音……。
そう如何にも、この雑魚兵たちの上司らしい盗賊の幹部の勇んだ台詞と太々しい声が聞こえたから、俺は声の主へと視線を変えると。
「貴様! 先ほどはよくも、わらわたちのことを……」と。
家の妖蘭顔が麗しいものから憤慨……。恐ろしい顔……。
そうまさに鬼子母神のような形相で敵の男……。身の丈二メートルぐらいはあるだろうか? 大変な大男で筋肉質……。武器の方も槍を持ち、落ち着いた様子でいるから。




