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第112話 俺たちは盗賊の幹部連中と対峙します! (1)
「えい!」、「やぁ!」、「とぉ!」、面~~~ではないけれど。
家の妖蘭の可憐な一騎当千振り、無双振り──。方天画戟による剣技の舞いを拝み、堪能しつつ、この殺伐とした状態の中……。
「ああ、暇だな」と嘆き、偶に家の妖蘭の死角に入り。
「うりゃああああああああああああああっ!」
「わりゃああああああああああああああっ!」
と戟や槍、剣を振り上げ、振り下ろし、襲おうと試みる不謹慎な輩を。
「──伸びろ! 如意棒」
と言いつつ刹那……駆除している。
まあ偶に「はぁ~」と大きな嘆息や「ふわぁ~」と欠伸をかいて涙も零す、緊張感のない俺だけれど。
(マジで妖蘭は強いな……。何で、あんな雑魚みたいな盗賊たちに後れをとり、村人まで攫われたんだ? ……不思議だな?)
俺は家のカミさんの大きな胸をプルプルと魅惑的に揺らしながらの艶やかな無双の舞いを観戦しながら。
まあ、誰でも見て思うことを脳裏で呟くと。




