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団塊世代のミチとトラ、山ちゃんの三人があの世へと行けば! 優しく対応してくれたのは神様、女神様ではなく、仏様でした!  作者: かず斉入道
第1章 団塊世代初の異世界へのお導きは女神様ではなく仏様でした

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第11話 仏さまからの説明は? (3)

本当(ほんま)ですか~、仏さま~。何か儂はカッコえぇのぅ~、ミチ兄さん(ミチのあんゃん)よりも。あっ、はははははは」


 と、トラは最後に高笑いを浮かべるほど嬉しかったみたいじゃ。


 しかしトラも儂と一緒で色々な職業を変える人生を辿った者だから。


「……トラはミチから営業を教わったみたいですね?」


 仏さまはトラの火の玉をフムフムと感心しながら見詰めつつ尋ねると。


「うん、そうじゃねぇ」


 トラは自分の生前……。遠い過去を思い出しながら、そんなこともあったよなと言った顔をしつつ仏さまに言葉を返した。


 そんな二人の様子を儂は傍から窺いながら。


「そう言えば、そうじゃったのぅ……。トラに営業と販売業を教えたのは儂じゃし。山ちゃんにも儂は販売業を教えている(おしえちょぉる)は……」


 儂が仏さまへと説明をすれば。


「なるほど……」


 仏さまは感心したように呟くとトラの火の玉をまたフムフムと注意深く見詰め。


「……トラもミチと同じで営業力、交渉力がスキルとしてつきましたね……。貴方たち二人は何処かの国で文官をするのも悪くはないですよ……。特にトラの場合は夜のお酒を扱う仕事もしていたみたいですし。若い頃から異性の扱いに優れたプレイボーイのところもあるようですから。トラ、貴方の場合はホストとか、自分の大事なところを切り落として、後宮の宦官をするのも悪くはないかも知れませんね。ふっ、ふふふ。トラ~、あなたとミチは~」と。


 仏さまはやはり、儂とトラが根っからの女たらしのすけこまし……。


 まあ、生前は何度も女房を泣かし、離婚騒ぎになったどうしようもない男たちだときがつき、世のため、人のため……。ああ、獣人さまもいたんじゃった……。忘れておったよ……。


 だから獣人さま精霊さまたちも追加して、儂とトラは女性の敵だから、自分の大事な物を切り落として、宦官として後宮勤めをしたらどうかと? うそか真なのかはわからんが。


 仏さまは妖艶に笑いつつ儂とトラへと告げてきたから。


 儂とトラの二人は慌てて自分の首を振り、ブルブルと震え、仏さまに怯えんまがら。


「けっこうです!」

「よろしいです!」


 と言葉を返した。


「……そうですか、それは勿体無い事ですね。ふっ、ふふふ」


 仏さまはまた妖艶な女性のように薄ら笑いを浮かべつつ、儂とトラへと勿体ない、勿体ないと意味深に告げてきたから。


「……あ、あの仏さまは? 儂の異世界での仙人さまのような能力はこれだけですか?」


 トラが自分の顔を引き攣らせつつ、作り笑いを浮かべながら話しを変えた。


「えっ! ああ、そうでしたね。話が逸れました……。本当に申し訳ございません……」


 仏さまは女性声音で丁寧に優しくトラへと謝罪をすれば。


 フムフムとまたトラの火の玉を注意深く見詰め。少しばかり時間が経つと。


「ふむ、なるほど」


 仏さまはトラを見ながら膝を叩くと。


「やはりミチとトラは親族なのですね。仙術を使用する時の気の上限や武力の上限も成長期には、ほとんどかわりませんね。それに武に秀でた一族のようですね……。貴方たち二人の御先祖さまの中には剣や槍を極めた、日本のサムライウォーリアの血も混ざっているようです……。それに古代から大陸沿岸を恐怖に陥れた《《倭寇》》と呼ばれる海賊衆の恐ろしい血や西の民……。シルクロードを旅した冒険者たちの血や(わたくし)が説いて持ち帰った経が日本へと流れ宗派が色々と別れ広まりましたが。その宗派の一つの総本尊の住職(子供)の血まで入っているとは何とも興味深いですね。ふっ、ふふふ」


 仏さまはトラの火の玉に向かって優しく微笑みながら、儂も親父や叔父さんたち……。爺さんに曾祖父たちが宴の席で酒に酔えば言っていた大風呂敷な、うそ話を仏さまは実話だと教えてくれた。


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