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団塊世代のミチとトラ、山ちゃんの三人があの世へと行けば! 優しく対応してくれたのは神様、女神様ではなく、仏様でした!  作者: かず斉入道
第1章 団塊世代初の異世界へのお導きは女神様ではなく仏様でした

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第109話 トラは異世界冒険譚のお約束通りに次から次へと仲間を加えます(10)

カドカワ10周年記念長編コンテスト中間選考作品でございますm(_ _"m)

 今回の村人救助イベントは儂がヒーロー! それでオッケー! となったのだが。


 う~ん、それにしても? とトラはまた首を傾げるのだ。


 そう先ほどトラの奴が呟いた通りで、ランちゃんから敵は盗賊たちと聞いていたのに、倒す敵の装備が余りにもよく、豪華すぎる……。


 まあ、トラ食い入るように敵の雑魚兵を見ても盗賊と言うよりも、何処かの領主の《《正規兵》》に見え、数も多いから。トラも俺と同じく、敵兵を接触……。交戦にはいる度に首を傾げてしまう。


 特にトラの場合は俺とは違い、敵の城郭内を走り回って連れ去られた村人たち、旅人、商人、雑技団、町の人たちを救うために探索しているから。


 敵の盗賊たちと会う度にトラはこんな台詞を頂くのだ。


「何だ~、てめえら~?」

「何処から来たんだ、お前等~?」


「あっ、こいつら、先ほど近所の城郭と戦をして勝利して連れてきた奴隷として売る女等じゃねぇかぁ~」


「あっ! そうだ!」

「確かにそうだ!」


「何でここに居るんだ?」

「どうやってここまできたのだ!」


 トラたちに荒々しく告げ、尋ねてくる。


 でッ、その内容には、『先程戦をした!』、『倒した敵だ!』、『倒した敵領の戦利品だ!』と言った。盗賊に襲われたのではなく、戦をして勝利、敗戦と言った言葉……。


 そしてトラのことを勇者ではなく、『貴様は魔王か?』と尋ねてくる言葉も目立つから。


 トラは自分の耳へとそんな敵兵の言葉が入るたびに首を傾げるけれど。


「ヘイト!」や「オーラヘイト!」の言葉──仙術のスキル発動の方がトラの口から先にでる。


 そうトラの奴は自分のことを慕う、異世界の妖艶で麗しい中華ヒロインさまたち、自分の新しい家族を守護しないといけないから、胡蝶さんたちに。


『お~い、お前等~、どう言うことだ~?』と尋ねることができない。


 だってトラが敵のヘイト値を上げる──だから仲間に敵の攻撃が向かなくなる仙術スキルを発動すれば敵兵は、自分にめがけて『あのクソガキをやってしまいな!』となるから。




(200)

(お願い)


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