外出しの理由
桜子さんにエッチなエステをしていると裏オプションを頼まれた。しかし果てる時には外出しをして欲しいと要求された。
この世界で避妊具なんて見た事が無い。
それもその筈、みんな男性から直接子種が欲しいのだ。直接貰った子種からの方が男の子が産まれやすいと言われているから。
それを桜子さんは…何か理由があるのか?
もしかして陽太汁をお腹に、胸に、顔に塗りたくる事で興奮するヤバい性癖の持ち主だったりするのだろうか?
俺はクラスの大きい子へのおっぱい挟射は経験があるが、顔射はした事が無い。
みんな綺麗な顔をしている、それを汚したくないと思ってしまう。
そこに征服感情や優越感は産まれない。
あんなのビデオの世界だけだと思う。
「陽太様…なにか変な事を考えていらっしゃいますか?実は…」
汁まみれで恍惚な表情をする桜子さんを想像していると突っ込まれた。
「実は…」と真剣な顔で桜子さんが話してくれた。
桜子さんは一つ上のお姉さん。
二年後には卒業する。そして卒業と同時に男性から子種を貰う事になっている。それは親が決めた相手だと言う。
先日、その相手と顔合わせをしたのだが、生理的に無理な相手だったようだ。
傲慢で我が儘というのだろうか。
プライドが高く他人を見下し、自分の都合の良いように考え行動し、他人の気持ちなど考えず、自分の意見や要求を押し通す人だったらしい。
さらに見た目も清潔感が無く、おじ様で、かなりふくよかだった。
桜子さんが「かなりふくよか」なんて言うんだ想像の倍は太っているのだろう。
凌辱系エロビデオの汚いオジサンをイメージした。それは嫌だな。
「ですので、写真を見て一目惚れをした陽太様にお願いいたしたいのです。私の初めてを貰って頂けないでしょうか?その思い出があればあの方の上で腰を振るのにも耐えられると…存じます」
「俺の子種を貰ってはくれないのですか?桜子さんの事が好きになっている自分がいるんだ。俺の子種を貰って欲しい」
何気に初めて自分から告白まがいの事を言った気がする。
「光栄です、もちろん頂きたいですわ。こんなに素敵で優しい殿方を嫌いな訳無いのですから。ですが陽太様には実績が無いのです…その言葉だけで幸せですわ」
なんだって!実績が無い?
「実績…そうだ!俺のアイデアが商品になって売れているのは知ってますか?まだ他にも頭の中に売れそうな物はあるんだ。家柄とかは分からないけど…」
親が決めた相手よりも魅力的な物を持っていれば桜子さんの相手に相応しいと親も認めてくれるのではないか?
「陽太様、実績とは男児をどれだけ出産させてきたのかという事なのです」
その男性は日本で一番の男児出生率を誇るらしい。
その確率は十パーセントだとか。
十人に一人は男の子が産まれている。それは凄い事らしい。
桜子さんには男児を産む事が期待されている。一族にまだ男性が産まれた事が無い。
一族の悲願ともいう男児のために汚いオジサンの十分の一に掛けるというのか。
「ですので、私に思い出を…」
俺を押し倒しパンツを脱がせて跨がろうとする桜子さん。
分からないが、分かったよ。外出しも分かった。
思い出ならあげよう。
だが、
「バカか!桜子さんはバカなのか!そんなの思い出でも何でもないだろ!俺が最高の思い出を作って、いや二人で作ろう!着替えてください、デートに行きましょう!」
「はい?デートですか?陽太様は何をおっしゃっているのですか?」
俺の事を調べたのなら分かっているだろう。
俺はこんなロストバージンが桜子さんの思い出になるなんて嫌なんだよ!
俺も大概だな。
自分の傲慢さに気付いてしまった。




