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貞操観念逆転世界で『催眠アプリ』を手に入れた俺はクラスメイトに少しエッチなお願いをする~なお彼女達は催眠には掛かっていない  作者: 優香猫


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男装カフェでやらかす「やらかさないよ」

あれ?

ここって男装カフェだよな?

何で俺だけフリフリメイド服(改良型)を着ているのだろうか?

改良型は胸の所にハート型の穴があり乳首が見えそうで見えない所がクラスメイトに好評な一着。スカート丈は膝上だ。


他の子は男子の制服(俺のだよな?)や部屋着(俺の…)パジャマ(絶対俺の…)を着ているのに。俺だけ女装。


フリフリメイド服がいいの?

絶対ウケる!と言われたらこれでいいかとなる。クラシカルなメイド服もあるのだがそれはウケが良く無かった。絶対に露出具合で選んでるだろ!


それにしても彼シャツ状態の女の子は良い。

このまま自習室に連れて行きたいくらいだ。


あれ?このクラスの主要せいへきメンバーが居ないな。

なんでも役所に申請に行っているとの事。

ならしょうがないか。見たかったけど。


栞たち主要メンバー(婚約者や奥様と呼ばれているらしい)からは好きなように、やらかさない程度に好きなようにやって良いと言われているようだ。


分かってるよ。過度な接触とかしないよ。俺がやらかす訳無いだろ。


さあ、接客だ!


教室を見渡すと、まだ満席という訳ではないんだな。

まずは盛り上げて満席を目指そう。


「お帰りなさいませ、お嬢様♡」


これじゃ執事喫茶か?

まあいいか。


「「えっうそ?本物の男性?」」


「「写真撮りたい!」」


ざわざわするがクラスメイトに写真撮影を止められるお嬢様たち。


「盗撮はダメですよ、お嬢様。写真はドリンクを頼んでくださいね。当たりは俺のこのフリフリメイド服のパンチラ♡Tバックのお尻が見れますよ~」


ごくり♪と生唾を飲む音がしたと思ったら飛ぶようにドリンクが売れる売れる。

しかも紙コップの半分も入っていないSSサイズのドリンクがだぞ。料金は見なかった事にした。


「ぶはっ、あ、当たった♡」


鼻血を出しながら友達に当たり報告をする女の子、見た感じ中学生くらいだろうか。

「見せてよ」「嫌よ」なんてやっている。

「見るだけだよ、絶対触らないでよ!」


うん、うん。気持ちは分かるぞ。

推しのブロマイドなんて見せて自慢したいけど触られるのは嫌なんだよな。



「やった!私も当たりかな?キス顔だ♡」


おっ、こっちの女性はキス顔が当たったのか。

何杯も頼んでくれてたみたいだしサービスしてあげよう。


確か持ってきてたはず。

よし、これでいいか。


真っ赤な口紅を塗ってキス顔が当たった女性の元へ向かう。


「おめでとうございます、お嬢様。写真にサービスしますね?チュッ」


ブロマイドの裏側にチュッとキスマークを付けてあげた。


「「「きゃあ♡キス顔当てるまで飲むわ!」」」


当たった当人はといえば震えていた。

付けたてホヤホヤのキスマークに自分の唇を近づけては離し、近づけては離し、理性と戦っているようだ。


「今からオムライスを頼んでくれたお嬢様にはサービスしますね。俺が店に出ている間だけの特別なオムライス【ようたライス】になりますよ~♡」


「「ようたライス?」」


そうだよな、分からないよな。


「どなたか頼んでみませんか?【ようたライス】の間だけ動画の撮影もオッケーですよ♡」


「じゃ、じゃあ一つお願いします」


よし、キタ!



小さめの冷凍オムライスをレンジで温めるだけで出来上がる。


「お待たせしました、お嬢様♡では描いていきますね♡動画の準備はいいですか?まずは無難に『ようた♡』っと」


「きゃあ♡可愛い♡」


「「なになに?」」

「「どうしたの?」」


他のお嬢様たちが覗いてくる。


「「「「きゃあ♡ケチャップで文字が書いてあるわ♡初めて見た♡可愛い♡しかも陽太様の手書きだなんて♡」」」」


まだ最後の仕上げが残っているんだよな。


「ではお嬢様、美味しくなる魔法を掛けますね。いきますよ。美味しくなぁれ、美味しくなぁれ♡萌え萌えキュン♡」


「「「キュン♡きゃあ可愛い♡」」」


「す、凄い…ドキドキ、キュンキュンする♡モエってお腹の奥が燃えるって事ね。でも、こんなの可愛いくて食べられない~♡」


惜しい、萌え違いだ。まあ萌えの語源が燃えだったりするみたいだしいいか。


それより早く食べてもらわないと回転率が落ちてしまう。


「お嬢様【ようたライス】はこうして、こうして」


「あ゛あ゛~!そんな、そんなのって無い。私の『ようた♡』がぁぁ~」


カチャカチャとスプーンで一口サイズに切り分けると女性が出してはいけないような声をあげた。


「お嬢様、動画の準備はいいですか?いきますよ?はい♡あ~ん♡ほらっ、口あ♡け♡て♡あ~ん♡どう?美味しい?」


「はわわ、あ~ん♡はひぃ、おいちいでしゅ♡毎日動画見てご飯食べましゅ♡あ~んだなんて、幸せぇ♡」


「「「陽太君が堕とした♡」」」


クラスの皆、そんな事言わないの。


「「「はいはい!こっちにも【ようたライス】お願いします」」」


さっきまで廊下から様子を伺っていたお客さんもぞろぞろ入って来て満席だ。


そろそろ最初のお客さんが…帰らないの!?


どうしよう「もっと陽太様と居りゅぅ♡」とお嬢様たちが帰らない。


なら。


「お嬢様…」


なに、大丈夫だよ。

やらかす訳無いだろ!


「「「(もうやらかしてんのよ)」」」

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