学園祭準備でエグイ知識チート
学園祭は生徒だけではなく一般の人も来るようだ。そして売り上げ金額での競争もあるそう。
でも学園祭のメイドカフェとかって回転率が悪くて売り上げ少ないイメージなんだよな。
大丈夫なのか?
「男装カフェって実際にあるのか?」
「あるわよ、あまり行く人は多くは無いみたいだけれど名前は皆知ってるわね」
なるほど、男がメイドカフェという名前は知っていても行った事が無いようなもんか。
「で、うちのクラスは何を売るんだ?」
「決まっているのは冷凍オムライスに陽太君がケチャップで文字を書く【ようたライス】だけね」
ん?
「大丈夫よ、ケチャップ文字の【ようたライス】は特許を取ってあるから真似されても元祖【ようたライス】を名乗れるわ」
は?
「自宅で着ていたメイド服?も陽太君の手作りよね?あれも取ってあるからね」
はい?
他にもレディースエステもだとか。
ケチャップ文字は今まで見たことも聞いたことも無いらしい。
服も可愛いしキュンとするし女性なら誰もがして欲しいと思うそうだ。
前世の推しとか萌えとかをやっただけなんだよな。知識チートってヤツなのかこれ。
レディースエステも男性に触れられるだけで一生の思い出になる。それに男性に逝かされるサービス付きなんて夢みたい。と皆に力説された。
そんな事をしてくれる男性が居るかは分からないけど真似される前に申請しておいてくれたようだ。
どうせ真似されるならお金入って来るようにしないとダメなのか。
男性手当があるから気にしてなかったが、何人もと結婚するならお金は大事か。
俺のお嫁さん候補がしっかり者でよかったよ。
「それでドリンクはどうするんだ?」
「水でいいかなって、ドリンクでキュンとするのなんて無いでしょ?」
推し活のような文化が無いみたいだし何かないかな?知識チート。
推しのコラボドリンクといえば…あれか!
「それなら、こういうのなんてどうだ?ドリンク飲むと写真が付いてくるとか?」
「「「写真?」」」
「そうそう、ランダムで何十種類かのうちの一枚、俺の写真が付いてくるの。当たりはパンチラとか胸チラとかエッチなのでさ。皆が泊まりに来ると写真撮っていくでしょ?他の人も欲しいのかなって」
「「「エグイって!」」」
「エグイ?なにが?」
「そんなの!全部集めるまで飲むでしょ!どれだけお腹たぷたぷにするのよ!」
「それは皆が俺の写真欲しいだけで、他のお客さんが欲しいとは限らないよ。いらないかも知れないし」
「「「はぁ…」」」
それより、お腹たぷたぷの解決法ならある!
推しのコラボドリンクやフードなんて何種類もあったんだ。全部頼むなんて無理。
いつも一人で行っていた俺は思っていた事がある。
もっと少ない量で注文出来たら良いのに…と。
「ドリンクは普通のサイズの他にSSサイズも作ったらいいよね?値段は同じにしてさ。これならお腹たぷたぷにならないでしょ」
「「「エグイって!どれだけお金あっても足りないよ!」」」
「あとは、俺とチェキが撮れる券を売るとか?これならお腹…」
「ちょっと待って陽太君!その案はウチの写真部にくれないかな?男性と写真が撮れるとか絶対にウケるから!」
ああ、他のクラスや部活から助っ人として頼まれてるんだったか。
もうメニューは決まったし、他のクラスや部活を見てこよう。
◇◇◇
廊下をふらふらと歩いていると昇降口で二人の生徒と出会った。
その中の一人はバレー部のキャプテンだ。
もう一人も三年生のようだ。
「あっ、陽太さん!」
「陽太様!」
「先輩達は、どこか行くのですか?」
「ええ、学園祭の買い出しに…」
これは学園祭の買い出しの途中でデートっぽくなるシチュエーションのヤツでは?
一緒に行くしかないよな?




