もうすぐ学園祭
最近の事を話そう。
毎週末、土日は家にクラスメイトが泊まりに来ている。
なぜか毎回オムライスを頼まれ、萌え萌えキュンをしている。恥ずかしくはない。
乗り乗りでフリフリのメイド服まで着たりしている。
平日はというと、【ようた】のマッサージ屋さんが予約で一杯だ。
これは裏オプションの無い健全な?マッサージで?半健全かな?をしている。
場所は自習室で行うとエッチに誘われたと勘違いする子が現れるからと保健室になった。
俺もその方が助かる。
全ての子とヤッてしまったら産まれてきた子供と子供がカップリングしてしまう危険があるのでは?と思っていたから。
後日、遺伝子がどうのこうの言われても何が何だか分からなかったが、とんでもパワーが働いていて近親で産まれた子供に遺伝子的病気は現れないのだとか。
「気にせず子種を注いであけて」とも言わてしまった。
それを知ってからは、俺がどうしても我慢出来ないくらい興奮した時は裏オプションをささやくようになったが、やってる事は悠斗と変わらない気がしている。
悠斗といえば俺をライバルやら師匠などと呼び、一日二発を目指しているのだとか。B組の子と宜しくやっている。
保健室という場所を借りるに当たり、保健室の先生と担任の先生にはマッサージを施した。
もちろん裏オプション付きでだ。
先生と生徒のシチュエーションは想像通りに興奮した!
「どこが痛いの♡」
「ここが腫れてて♡」
「診察しますぅ♡」
「先生にそうだんがあります♡」
「何かしら♡」
「先生の事が好きになってしまいました♡」
「そんな、先生と生徒なのよ♡だめ♡」
こんなの全男子の夢だろ!
うぉぉ~!保健室の先生♡
うぉぉ~!担任の先生♡
保健室のマッサージはおさわりNGのため警備員が付いているのだが、仲良くなった(自習室での声を聞かれたりした)警備員さんに付いて貰う事にした。
特別警護官の真理さんが妊娠したら結婚する予定なので(時間の問題でほぼ確定)その時は俺の専属警護官になって欲しいと頼むと泣いて喜んでいた。
なんでも「特別」や「専属」になれなかった人が学園や施設の警備員をしているそうで、そこから専属になるのは二階級特進くらいの意味があるらしい。
ん?それって死んでるよね?
いつもマッサージ中の声を聞かされて疲れているだろう警備員さんに「次の非番の時はマッサージしてあげますよ」と言えば翌日非番になっていたっけ。
マッサージ終盤には「裏オプションお願い出来ますか?」と言われてしまった。裏オプの存在を知ってたか。
「警備員さんが寝技返せたらいいですよ♡うぉりゃ~!勝負だ!」
どうだ!俺の縦四方固めは!
あれ?簡単に返せされたんだが?
警備員さんが上になり上四方固はおっぱいが当たって気持ちが良い。
そのまま六九の体勢になると止まらない。
「私の勝ちですね♡いただきます♡ぱくっ」
うぉぉ~♡警備員さん♡
そんな日々を過ごして、クラスメイト全員のお泊まりが終わり、学園のほとんどの女子(B組は悠斗にまかせた)にマッサージをしていると学園祭の時期となった。
あぁ、言い忘れていたな。
腕枕選手権の優勝はバレー部キャプテンだ!
あの二の腕には誰も勝てなかった!
余談だがバスケ部先輩は負け続けている。
廊下ですれ違うたびに首スジにキスしたり耳を甘噛みして逝かせている。
これをご褒美と捉えている生徒が多いのは謎だ。
学園一のワルを更正させ手懐けていると、先生や生徒からの評価も高い。
先輩が学園一のワルだなんて知らなかったよ。
まあ、そんな感じでもうすぐ学園祭だ。
◇◇◇◇
委員長の栞が教壇に立ち、催眠アプリを立ち上げる事も無く、学園祭の話を始めた。
懐かしいな、俺もあそこに立って催眠掛けてたっけ。今では催眠無しでエッチな事が出来るようになった。
成長したんだよな俺。話も出来るようになったし。
学園祭の出し物とか提案してみようかな?
喫茶店?お化け屋敷?なにが良いかな?
こういうのは陰キャの出番なんて無かった。提案して注目されるのも嫌だったんだよな。
人数の多い出し物に賛成の手を挙げて、やる事は裏方だった。
「一年A組は男装カフェをやります!」
「え?」
やります?
皆の案とか聞かないのか?
「やります!いいですね?」
「あっ、はい」
圧に負けた。
栞の圧は性癖になりつつあるな。
「陽太君は全クラスと部活から助っ人としての参加申込みが来ているのでそのつもりで居てください」
はい?全クラス?部活?
なにも聞いていないんだが?
「陽太君が世界にお披露目される日になります!頑張って学園祭を、いや、陽太祭を盛り上げていきましょう!」
「「「お~!」」」
いやいや、学園祭だよね?
お披露目なんてされないよ?
陽太祭ってなんなんだよ~!




