命令「…」で誰からスルなんて選べない
「「ヨータ!前に出過ぎ!」」
「あぁ、悪い…」
お風呂から上がった後、三人に割り当てられた部屋へと順番に誘われるものだと思っていた。
だが、今は俺の部屋で皆とゲームをしている。
各々自分で持ち込んだ携帯ゲーム機でいつものオンラインゲームだ。
千春以外の二人とは普段あまり話していないが、ゲームになると俺にも容赦なく話してくる。まあゲームの指示だったりするのだが。
お風呂といいゲームといい、これも千春に考えがあるのだと思う。ゲームで緊張をほぐすとかか。
そんな事より、まったくゲームに集中できていない。
それも皆の服装のせいだ!
モコモコパジャマを脱いでラフな寝間着とでもいうのだろうか?
キャミソールにショートパンツだけといった、なんともけしからん格好なんだ!
肩紐なんて一本しか見えないとはどういう事なんだ?まさかノーブラなのか!?
それに下だって体育座りというか三角座りで太もも丸見えだし、太ももと内股の境い目、ショートパンツの隙間の暗黒地帯なんて見えそうで見えないブラックホールの様に俺の目を吸い込み続ける。
肩が触れ合う距離でゲームなんてもう無理、キャミの隙間から覗けば突起が挨拶してくる。
『こんにちは♡早く誘って』とでも言っているかのようにこっちを見ている。
我慢の限界なら俺から誘えばいいのだろう。
でも他の男の様に『お前からベッドに来い』なんて言えない。
思えばバレー部の亜実の時も彼女の方から誘ってくれてたな。そっちの方が気が楽だ。
俺から誘うのか…
てか誰から誘えばいいんだよ?
順番なんて決められない。
催眠アプリを開いた所で誰からスルなんて選べない。
ここで押し倒して四Pはダメだろ?
ヤリ方なんて分からないし、初めてが四Pとか彼女達も嫌だろう。
そういえばあの時は確か膝枕が隠語だったんだよな?
なら、
「千春、二人でゲームがしたい!千春の部屋に行こうか」
「うん♡やっと誘ってくれた♡」
正解だったのか?
他の二人には悪いが、千春を選ばせて貰った。
千春の肩を抱いて千春の部屋に向かう。
ベッドに腰掛けると千春から。
「じゃあゲームするよ」
え?隠語じゃなかったの?
「キスして、押し倒したら負け♡れろ♡」
なんだよ!そのゲーム!
負けないけどな!
ちゅ♡
ちゅぱ♡
ちゅ♡
れろ♡
れぇろ♡
「「はあ♡はあ♡あむ♡」」
可愛い、可愛い過ぎる。
視線を胸元に落とせば最高のデコルテ。
我慢できない。でも千春も興奮している。
押し倒してくれてもいいんだよ?
その時、キャミソールの肩紐がハラリと滑り落ち、おっぱいが…
理性なんて吹き飛んだ!
うぉ~!
「きて♡ヨータ♡」
うぉぉ~!千春♡
「ごめん、初めてなのに痛かったよな?」
「ううん、嬉しい♡求められて♡すき」
「そっか、次は優しくするから」
「ふふっ、次は隣の部屋でサオリンが待ってるから行ってあげて。ゲームしたら?次は負けないでね♡」
◇◇◇
コンコン♪
「沙織、入るよ。ゲームしようか?キスし…うぉ!」
「いただきます♡ちゅぱ♡はむはむ♡じゅる♡じゅるり♡」
いきなりそっちにキスして来るのかよ♡
「あん♡おっきくなった♡こっちでもいただきます♡あはん♡ヨータの声が隣から聞こえててもう我慢できなかったの♡はぁん♡」
あれ?
陰キャは?
草食系女子は?
そんなの居ないって?
うぉぉ~!沙織♡
◇◇◇◇
「美々、お待たせ!って美々もかよ♡」
「ヨータの声大きいから一人でシちゃった♡準備はできてるの♡後ろからきて♡はんぅ♡」
うぉぉ~!美々♡
貞操観念逆転世界は控えめに言って最高かもしれん。
◇◇◇◇
『ねぇヤバいってヤバいって!』
『両腕で腕枕して千春なんて胸枕だよ!』
『性欲男子なめてたわ』
『え?四Pってこと?』
『いくら仲良くても初めてが四Pとか性癖歪んでるでしょ』
『最初はタイマンだよきっと』
『四発目ってこと!?』
『性欲男子なめたいわ』
『泊まりに行く順番決めようよ』
『ふん♡次は私だな』
『亜実は二回してるから最後』
『なんだと…』
『』
『』




