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貞操観念逆転世界で『催眠アプリ』を手に入れた俺はクラスメイトに少しエッチなお願いをする~なお彼女達は催眠には掛かっていない  作者: 優香猫


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メンケア男子

女子がトイレから戻ってからというもの、授業中から休み時間までずっとチラチラ見られていた。


皆が熱い視線を送ってくる。

なぜか視線は下の方に向いているのだが…


委員長の栞さんは今日はずっとメガネを外しているし。

バレー部の亜実さんはスカートを短くして太ももを見せている。

目隠れ女子三人組はオデコ全開だ。

胸の大きな子は腕を組んで胸を強調している。

なんだかスッキリしている子もいるような?


そんな中、事件は起こった!


俺にとっては大事件!


今は四コマ目が始まる前の休み時間。

ポニーテール女子である怜奈さんのシュシュが壊れてしまったのだ。

ポニーテールはバサッと崩れ、怜奈さんは泣き崩れてしまった。


そりゃそうなるわ!というくらい最近の怜奈さんはポニーテールを揺らして暇さえあればシュシュを触っていたもん。そりゃ壊れるわ。


今日は特に揺らしていたし。


周りの女子もどうしたらいいのか分からないのだろう。声を掛けづらそうにしている。


「うぐっ、ひっく、うぅ~」


怜奈さんの泣き声に俺も泣きたくなる。

だってポニテが見れないだろうが!うなじが見えないだろうがよ!


俺がなんとかするしかない!

ポニテの為だ、恥ずかしがってる場合じゃない!行こう!


「えっと怜奈さん?」

「陽太君、ごべんなざい」


「え?それより俺の席に来て座ってくれるかな?悪いようにはしないから」

「ゔん」


泣きながらも話を聞いてくれて、俺の席まで来てくれた。自分の椅子を持って。

いや、いいのに俺の席に座ってくれても…


「泣かないで、シュシュ壊れちゃったね」

「ゔん」


「髪触るよ、落ち着いて」

「うん」


「髪とかしていくね?あのシュシュ大事な物だったの?」

「ゔん、大切な人に貰ったの」


(((あっ!バカ!)))


「そっか怜奈さん可愛いもんね彼氏くらい居るよね。彼氏に悪いからあまり触らない方がいいよね、ごめん」

「はっ、忘れてた!これは自分で買って大切にしてんだった!あはは、触られるの好きだよ」


(((ふぅ、設定忘れんなよ)))


ぎこちなくだけど笑ってくれた。

うん、落ち込んだ女の子は見てられない。


こういうメンタルケアみたいなのもいいな。


「そっか、今日は何か持って来てたかな?シュシュは無いけど紐があったから紐編み込みヘアにしてもいいかな?俺、姉と妹が居たから得意なんだ」

「うん」


やっぱりこの子の髪サラサラで好きだな。

耳の形もいいし、うなじも…


「はーい、授業始めます。そこ!怜奈さん何やってるの!席に戻りなさい!」


ちょっと先生、もう少しで完成なんだから待ってよ。


「先生、怜奈さんのシュシュが壊れてしまい、落ち込んでまして。今メンタルケア中なんですよ。このまま授業始めてください」


「え?陽太様は自主的に女子のメンタルケアをしているのですか?無理矢理とか弱み握られているとかでは無いのですよね?もしそうなら先生相談に乗りますよ?」


「だ、大丈夫ですから」


「そうですか。ここで言えない事ならいつでも職員室まで来てくださいね。では授業を始めます今日は…」


男子が女子に何かしてるのがそんなに信じられないのか。



よし!完成!


「終わりましたか?ありがとうございます。ではメンケアお願いします。コテン。撫でてくださいね。メンケアですからメンケア」


あぁ密着可愛いヤツキタコレ。

もちろん撫でるけどさ、千春さんがホッペ膨らませてこっち睨んでくるけどその顔も可愛いからね。

後これメンケアですからメンケア。


なんだか浮気男の言い訳みたいになってるけど前世も合わせて彼女なんていないからね?

だから浮気になんてならないのよ。


栞さんはメガネを掛けて睨んで来ないで、新しい扉が開きそうだよ!


亜実さん!見えてる!パンツ見えてるから!


痛っ!

脇腹を軽くつねられた。


「私のメンケアなんだよね?どこ見てるの?」


別に見てませんけど?

カルバン○ラインのスポーツブラとセットのパンツだなんて俺は知りませんよ。


撫でるの強くしよっと。


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