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序章 英雄はいいもんじゃない
疲れました。
開口一番にこの言葉はどうかと思うけど、本当に疲れた。
何に疲れたかというと、それは世界を救うことだ。
僕は今までで様々な世界の窮地を救ってきた。
世界が魔王に支配されてたりだとか、終末獣が暴れてたりだとか、邪神の脅威から救ったりだとか。
いろんな場面を挙げるとキリがないけど、合計で多分五十億回くらい世界を救ってきました。
めっちゃ疲れた。
いやもうまじめっちゃくちゃ疲れたよ。
もう十分、世界に貢献したと思うんだ、僕。
だからさ…………。
「バブ(そろそろ休ませてください)」
すっかり慣れてしまった状況の中、僕はポツリと呟いた。
読んでいただき、ありがとうございます~。
序章ということで短くなってしまいましたが、一話目くらいからはちゃんと中身をもっと書こうと思いますので、よろしくお願いします。
ちなみに、超不定期更新です。