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プロローグ

 気づくと私は、異世界にいた。ううん、正しくは転生していた。

 大きな病気を患った時にとか、大きな衝撃を受けた時にとか、前世で読んだ小説ではそういった大きな何かによって前世の記憶を思い出したりすることが多かった気がする。 

 でも私の場合は、この世界の私が物心ついた辺りから徐々に徐々に前世の記憶を思い出してきたのだ。特に大きな衝撃などがあったわけではない。

 前世の『私』は地球の日本にいた。そして今の私は、日本でも地球ですらない別の世界、異世界にいるのだ。

 徐々にこの世界で記憶を思い出していたためか、もちろんこの世界で生まれてからずっと生きてきた、この世界の『私』の記憶もある。

 といっても、今のこの世界の私は五歳の子供。物心ついたのが二、三歳ぐらいだとすると、前世の記憶を取り戻し始めてから考えてもあまりたっていない。それでもほとんど前世の記憶は思い出している。

 前世の私は、二十代前半で大人だった。そして普通に会社で働いていたのだ。

 どうしてそんな、人より優れているようなこともない普通の、否、正しくは普通よりも劣っているだろう自分の記憶が蘇ったのかはわからない。もちろん他の人にそんな前世の記憶が戻っているような傾向は、全くと言っていいほど見られなかったし。

 特に料理が得意なわけでもないし、知識が豊富なわけでもない。手先が器用なわけでもない。特に秀でた部分は本当にないのだ。私の知識が役に立つ時がくるなど、到底思えない。

 それにこの世界は日本とは全く違う異世界だ。日本の考え方ともやり方とも、違うことばかり。もちろん通じることはあると思うが、異世界での経験など初めてのことばかりだろう。物語のように上手くいくとも思えない。

 不安もあるし、覚えていたくない、思い出したくない記憶もたくさんある。

 それでも、今の私はとってもわくわくしている。

 だって、魔法が存在している異世界なのだから。

 まるでゲームや物語の中に入れたよう。

 神様、女神様、仏様。どなたかは存じませんが、もしも本当に存在しているのなら私はとても感謝しています。

 もう一度この記憶を残したまま、新しい命、人生をくださって。新しい世界でやり直しをさせてくださって。

 本当に、ありがとうございます。

 どうかこの世界で、幸せになれますように!

初めてのものに目を通していただき、ありがとうございます。

これからがんばって完成させたいと思います。

グレイトフルは、「ありがとうございます」という意味です。

更新は遅めです。

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