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美少年な私は男子寮に入りました。

女子なのに女子寮から追い出されました

リアルに泣きそう…。


「…うぅ。」


こんな理不尽なことがあるなんて…。

いや、生徒会長もなんかわけがあるんだろうけど…。

うーーん…。どうしよう…。どこで寝泊まりしようか…。毎日家に帰るのは出来ないし…。野宿だけは絶対嫌だなぁ…。


1人で悶々しながらうろうろしていると、少し遠くから誰かの声が聞こえてきた。

声のする方を見ると、誰かが走ってきている。


??「ーー!ーー!」

「なんて言ってんだろ…?」


男子生徒、っぽいな

だんだん私の方に近づいてくる


??「おおぉーい!!そこの人!!」


…そこの人って私か!


ぼーっとしていると、その走ってきた男子生徒は、いつの間にか私の目の前にいた。


??「…はぁ」

「あ、あの、大丈夫ですか…?」

??「ふぅ…あぁ、うん。それより、男子寮の案内もう始まってるぞ。ほら、行こうぜ!」

「いや、私、男じゃないんですよ」

??「は?なんの冗談?いいから早く行くぞ!」

「いや、だから私は、ぐぇっ」


私が女であると説明しようとした瞬間腕を凄い力で引っ張られた。転けないようにと自然に足が動く。


この人速い!!!


??「なんだお前!!腕ほっそ!!」

「あ、あのっ話を…」

??「なんだ?あ、俺な、1年の関川(せきかわ)慶一(けいいち)!けいちゃんって呼んでくれ!よろしく!お前は?」

「っ、宮崎、空です…」

慶一「そうか!よろしく、空!」

「っよろしく、」


この人なんで走りながらこんな喋れるんだろ…。

あっというまに男子寮の前に着いた。そこに何人かの男子が集まっている。


「はぁ…はぁ…っはぁ…」

慶一「はぁ…はぁ…ふぅ…おい、大丈夫か?」

「つ、つかれた…」

慶一「おまえ、体力ねーのな。あ、しゅーさーん!連れてきましたよ!」


関川君…けいちゃんは「しゅーさん」って人に私を連れてきたことを報告している


しゅーさんは先輩っぽいな…。メガネかけてるし頭いいのかな…。


??「おぉ、ごくろうさま。えーと、君、名前は?」

「ぁ…宮崎です。宮崎、空…」

??「俺は吉河(よしかわ)秀多(しゅうた)。好きなように呼んで。よろしく宮崎君。」

「ぁ、はい。よろしくお願いします…。」


そうだ、誤解とかないと…!


「あの…」

秀多「なに?」

「えーと、私、実は女なのですよ。」


・・・。


再び沈黙…。

まぁ、そうだよね…。

男が急に「女です!」って言ってもこうなるだけだよねぇ…。いや男じゃないけど!


しばらくして、何人かが私の事を話し始めた


『は?あいつオカマ?』

『あいつ、朝女の子にチヤホヤされてたやつだろ?』

『あれが女の子とか嘘だろ』


秀多「ぁー、え?宮崎君、女?」

慶一「だから、なんの冗談だよ!」

「いや、本当に女なんです…。えーと…」

慶一「えぇー…これが…女子ぃ?」

秀多「慶一、ちょっとあっち行ってて、俺宮崎さんと話するから」

慶一「はぁーい…」


けいちゃんは少し不満そうな返事をして他の人のところへ行った。


「あの…」

秀多「女子である君はさっき、女子寮を案内してもらってたんだね?」

「は、はい。」

秀多「それで、あいつ…。生徒会長に追い出されたのか…。」

「そ、そうです!なんで分かったんですか!?」

秀多「いや、実は俺、生徒会長と幼馴染でね。それで、あいつ男嫌いだから…。」


あ、今さらっと男って言われた気がする。

まぁ、なんか慣れてきたけどね…。

秀多さんは、そんな私の心情を読み取ったのか


秀多「あ、ごめん、君が男だって言ってるつもりはないんだ。」


と言ってくれた。エスパーなのか。


「あ、大丈夫です。もう慣れてきたので…。」

秀多「いや、本当にごめん…。ところで、女子寮に住めない君はどうするの?」

「え、いや、どうしよう…。」

秀多「そこで、お困りの宮崎さんに提案。男子寮に入らない?」


男子寮に…。言われるとは思っていたけど、なんかなぁ…。


「でも…」

秀多「まぁ、無理にとは言わないよ。…でも、男子寮にも入らないならどうするの?…ずっと野宿でもするつもり?」


そんな爽やかな笑顔で怖いこと言わないでくださいぃ…。


「は、入らせていただきます…」

秀多「じゃ、決まりだね。荷物は…明日届くんだったか。それは、男子寮の自分の部屋に持って来てね。」

「あ、部屋ってどうなるんですか?」

秀多「…そうだね…。ここ2人部屋しか無くて…。空き部屋も無いしな…。さすがに男と2人は嫌だよね…」

「あ、 別に嫌ってことはないですが…あの、一応女なので…。うぅーん。どうしよう…。」

秀多「どれかの2人部屋に男子3人住んでもらうか…。」

「あ、わ、悪いですよ!」


私達の会話を聞いたけいちゃんが、少し離れたところから駆けてきた


慶一「しゅーさん!空の部屋無いんですか?」

秀多「そうだよ。困ってるの」

慶一「空!俺の部屋は?嫌か?」


けいちゃんの部屋かー。

知らない人たちよりはいいか。

って、まぁけいちゃんもさっき知り合ったばかりだけど…。


「んー。じゃあ、入れさせて貰おうかな…。」

慶一「よし!ルームメイトとしてよろしく!空!」

「よ、よろしく。えーっと、秀多さん」

秀多「いいんじゃない?慶一なら宮崎さんに変なコトしないと思うし。」

「ぅえ?!あっあのっ…そういう心配はしてないです…」


秀多さん…。サラッとなんてこと言うんだ…。恐ろしい…。


秀多「冗談、冗談。さ、慶一、宮崎さんに案内してあげて来て。俺たちはここでまってるから」

慶一「はい!行くぞ!空!」

「はい!ぉ、お願いします!」

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