美少年な私と女子寮。
無事に入学式が終わった。
両親と写真を撮っていると
先輩「今から寮の案内をします!女子はこっち、男子はあっちねー!」
と先輩の声が聞こえてきた。
「あ、そっか…寮の案内あるんだった。いってくるね!」
母「私達も保護者会あるんだったわ。どっちもお昼前には終わるわよね?」
「うん、多分!じゃ、」
私が女子寮の方に行くと
まぁ、案の定、といいますか、
『えっ!?さっきのイケメン君!でも、なんでこっち?』
『あれ?男子はあっちなのに、なんでだろ』
『まさかあれ女の子!?…なわけないか』
なーんて声が聞こえてくる。
ハイ。そうデス。そのまさか!
私、女の子なんです。
何も言えないでいると先輩に声をかけられた。
先輩「はは、君カッコいいね!でもゴメンね、こっち女の子の方なの。男子はあっちだから、あっちに行ってねっ!」
「えと、すいません。私女なんです…。」
先輩「え?」
『『『えええええええ!!!?』』』
『え?なに、オ、オカマ??』
『どう見ても男の子だよね?』
『は?え?どゆこと?』
みなさん混乱していらっしゃる…。
初対面なら一度はなるんだけどね…。
「えっ…と、」
私が口を開くと、まわりが静かになった。
みんなが私を見ているのがわかる
「私は…!オカマでも男でもありません、、。その、れっきとした女です…!」
・・・。
え、ちょっとまって、なにこの静寂。めっちゃこわいんだけど…。
周りを見ると女の子達は口を開け、ポカンとした表情のまま固まっていた。
怖い!!!!
そんな静寂の中、口を開いたのは、
先輩「…そっか!知らずに失礼なこと言ってゴメンね」
「あ、はい、大丈夫デス。」
先輩「そう!じゃ、みんな、寮案内するから、ついてきてねぇ〜っ!」
先輩…なんか、すごく明るいなぁ…。
固まっていた女の子達はそんな先輩の声にハッとして、動き出した。
こんな事もあったが普通に案内してもらってる。
先輩「あ、そうそう、もうちょっと後で生徒会長紹介するね!あ、でも、イケメンちゃん大丈夫かなぁ…。」
イケメンちゃんって私か…!?なんの心配だろうか…不安。
…生徒会長かぁ…どんな人だろう…。
なんて考えてると
??「えっ!!?男っ!!?」
後ろを向くと黒髪ロングの、いかにもお嬢様って感じの綺麗な女の人がいた。驚いているような、怯えているような、怒っているような顔をしている。
というか、男って、私?…以外にはいないな…。
??「ちょっと!キミ!なぜ男のキミがここに居るのです!!!?早く男子寮に行きなさい!!!」
「ぇ、え、あ、えと、あの…、」
??「何言ってるか分からないわ!!いいからさっさと男子寮に行ってください!!!!」
「ぇ、ええぇ…。なんで、こんな怒ってるの…」
私の言葉を聞かず叱咤しつづける生徒会長。
そんな状況に困っていると、先輩が耳打ちで、
先輩「あの、ごめんね、この人は校長先生の孫、で、生徒会長。」
「えっ?えっ?え?」
先輩「この人ね、ものすごく男嫌いで…。学校では大丈夫なんだけど、女子寮の中で男の人を見るとどうしてもこうなっちゃって…。」
あ、さっき先輩が言ってたのは、こういう事だったのね…。て、言ってる場合じゃないわ。
「え、じゃあ私どうすれば、」
生徒会長「どうすれば?!何言ってるの!!男子寮に行きなさい!!!」
先輩「ということで、あの、ごめん…。この人校長先生にめちゃくちゃ可愛がられてるから、どうせ君のこと男子寮に飛ばすと思うのね。だから、その…。」
生徒会長「あぁ!!もう!お願いだから!!はやく男子寮に行ってください!!!!」
「ぇ、え、ええええ…」
こんな事もあるんだな…
辛い…泣きそう…。
私、女子寮から追い出されました…泣。