表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年や少女、それに、神様の描く物語  作者: コリー
プロローグ 【Ⅰ~Ⅱ】
2/32

プロローグ 【Ⅱ】 『神様と少年』 

  書写 ―とある神様―


 人間の行く末は最初から決まっているものと云う。

 

 人の人生と未来は最初から決まっているものと云う。


 なら、人の人生と云う道もまた、決まっている一本の道しかないのだろうか?


 少年にそんな事を聞いたら、少年は悲しそうな顔をして、こう答えた。


 「そんな、何もない、楽しみの無い未来なんて、やだなぁ」


 「だから、そんな言い伝えや考えなんてもう忘れてさ」


 「こう、考えようよ」


 「明日は、何があるかな? どんな事があるかな?」


 「明日は、楽しい事があるだろうか? それとも悲しい事があるのかな?」


 「明日なんて分からない。未来なんて分からない」


 「人生の道なんて、数え切れない程に分かれていた方がいい」


 「その方が、道の先が見えないから少し恐いけど、こう考えた方が、未来に、もっと、沢山の希望を見つける事が出来ると思うからさ」


 少年は、そんな事を、涙を拭いながら言っていた。


 人の人生と云う道は、その人のちょっとした行動で、変わるのだと云う。


 人の人生と云う道は、限りなく、分かれているのだと云う。


 少年のその言葉を、もう少し先の未来で、新しく伝えていこうと、神様は思った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ