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HILU  作者: サキ・ヒルズ
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永遠に愛してる。

街の噂だ。

深夜〇時過ぎても外にいる者は、

皆、狂人に食い殺されてしまうのだ。


「サキや、サキ、水を一杯くれんか」


父親に頼まれた。


私は水を汲む。

病で動けない父にかわって。


「サキや、サキ、少し使いにでてくれぬか」


私は出かける。

病で動けない父に変わって。


「サキや、サキ、挿れてくれぬか」


私は犯される。

病で動けない父によって。


「サキや、サキ、死んでくれぬか」


私は生きる。

動かない父に変わって。


もうお昼時だ。


深夜〇時 

父の死体は乾いている。

バラバラにするには刃物がいる。

丁度家にノコギリがあった。


皮膚を裂く、細かな刃は、

ジリジリと肉を切る感触と、快感が溢るる。


私は濡れていた。


こんなにも素晴らしい感情は生まれて初めてだ。


父は自らの血で潤ってゆく。

手に血が付いた。


痒い。


まるで蛆虫がまとわりつく様に。


比喩ではない。

蛆は本当にいた。


死んだ肉には、本当に蛆が湧く。


手間が分からず、首を切る。

首の出っ張る脈に、刃を立てる。


引く。


プツッ


切れた。


血管は、赤い液体を不規則に動かしながら、撒く。


大きい血管はもう何個かある。


プツプツと、切るたびに快感だ。

もう私の下着は、濡れ切った。


腕、の関節、足、の関節を切る。


固く、ブチブチと弾ける。

まるでバネの様だ。


私は粗末を見た。


皮の被った汚物。


恨みが、湧いた。


しぼんだ性器に手をかけ、皮を剥く。

赤黒い亀の頭が私を見た。


いつも膣を痛める悪い亀。


亀頭の先は、縦に割れた穴がある。

まるで膣だ。


私は穴に刃を立てた。


そして、縦に裂くよう刃を引く。

流石は血管の溜まり場、少し引くと、

血が溢るる。


次は輪切りにしてみようか。


私は根本にノコギリをあてる。

そしてまた引く。


ジジジジ。


すると、腕や足より簡単に、

それは、もう簡単に、

あっという間に皮一枚に、なりました。


そして、プツッと、


最後の抵抗を潰した。


輪切りだ。


微塵切りだ。


私はとにかく怒った。


このゴミは、死ぬべきだ。


死んでしまうべきだ。


そして、私も。


私はそのペニスを踏みつけると、

一つの玉に体重をかけた。


玉は、想像以上に耐久性があり、


細い女一人の体重でも、耐えていた。


だが、“パン“


よく分からない液体を撒き散らしながら、

玉は潰れた。


男は男でもなくなった。


あれはもう肉塊だ。


死んで後悔しろ。


まだ生きてたら後悔しろ。


ずっと後悔しろ。


私は、今日、死んだのだ。

























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