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HILU  作者: サキ・ヒルズ
25/34

燃やして。

彼の正義感は強かった。

ガブリエルは、決意した。


悪に染まった教会を、

神の裁きを与えることを。


母を殺した医者たちに、

神の鉄槌を与えることを、


ガブリエルは行った。

演説を、


町医者が話した、贖罪を、

教会の行う悪事を。


人々は、怒った。


ただの一般人に、

教会を侮辱されたのだ。


信仰深い人々は、

ガブリエルを侮辱した。


刃物や火が、

ガブリエルの顔に飛ぶ。


この街に、ガブリエルの味方はいなかった。


ガブリエルは再度決意した。

一人でなんとかすると、


非力なガブリエルができること、


それは…


〜二時間後〜


燃えた、燃えている。


神々の進行の暇に火がつけられた。


やったのは正義だ。


愛と正義のゆえに、

ガブリエルは勝ったのだ。


彼らは、叫んでいる。


「開けてくれぇ!だれかぁ!」


母への鎮魂曲だ。


「患者達を先に逃さないと!”ガチャガチャ”開かない!

こっちも開かない!んっゴホッゴホッ」


懸命な医者たちの声だ。


彼らも罪人。


愛する世界。


守りきれた気がした。






































































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