皆。
ハァッハァッウッハァッハァッハァッアッハァッ
黄ばんだ水滴が落ちる
頬に 腹に 膣に
男の男性器は、私を見て、大きく唸りをあげた。
そして、腹の上に、その粗末を敷き
痺れた体温が、肌を殴る。
ここで殺してと、言わんばかりに、
脳は、これから起こる情景を否定する。
そして、理性もが、脳の意見に同意した。
両肩に、重い両手が重なる。
私の、二倍…三倍はある重力が、身動きを封じた、
汗と嗚咽の出る悪臭が、顔に顔を近づける。
接吻だ。
脳が言う。
この男は、私と接吻する気なのだと。
断れるわけがない
この状況になった以上は、どうしようもない。
醜い肉の塊が、私の口に徐々に訪れ、
吸い付いた。
肉の中から、また別の濡れた肉が、
口の中で、暴れる。
私は舌を動かするつもりなく、
ただ、終わりを待つ。
腰が腰に当たる。
胸が胸につく。
男の粗末は、私の下半身を、
見定めるかの様にジロジロと。
「いくぞ」
口を離し、男は言う。
そして、十五に近い長さを持って、
膣にひつかせる。
裏の筋で、恥部を“スリ…スリ”と擦る。
湿らず、ただ感覚が。嫌悪感が芯から湧き、
陰核とクリトリスに仕る。
「…」
これだけ体が拒否しているにもかかわらず。
理性は、諦めを選んでしまった。
“ズブッ”
入った。
強烈な痛みが性器から脳へ伝達。
「うぅ」
思わず声もでた。
痛い…痛い…痛い…
メトロノォームのような一定リズムで、
着々と、私に痛みを与える。
だが、男は、私の声に高揚し、
速度を上げる。
“パンッパンッパンッ”
快感。
分かるわけない。
痛い。
“パンッパンッ……”
高速化した動きが、の ろくなる。
「んっ」
“ビュービュー”
膣内に、生温かいものが注がれた。
男の精液は、無責任にも子宮へ移動する。
だが、子供達は、子供になる事はない。
“ナポっ”
ペニスが、膣から抜けた様だ。
膣内からは、
白濁した液が“ちょろちょろ”と溢れ出す。
「今日も良かったよ…それじゃあまた」
誰か…私を…
殺してください。