戻す。
やる方もやられる方も皆
どこか傷んでいる。
生きていたかった。
護られる生き方を、選んで欲しかった。
脳が、憂い溢れてる。
見えない片目が、赤を映す。
私は、悪くない。
入るペニスに身を委ね。
痛みに耐える。
父は、護ってくれた。
でも、護ってくれなかった。
処女は、簡単に消える。
入る肉の棒が、薄い膜を抑える。
もう既に、痛みは体についた。
そして、勢いで、膜は破れた。
膣の中。
穢れないその穴は、
汚物と血に塗れた。
ダニと埃が舞う。
耐えられない。
何故、こんなにも、酷い目に合うのか…
神様は、多分、居ないのだろう。
もう、なんでもいい、殺して。
私の目から涙が垂れる。
父は、それを舐めた。
白く臭いその舌で、よごんだ唾液を目の下に。
すると、男は、舌を、無理矢理、私の口に。
吐き気がする。
生暖かく生臭い、オトコの凝縮された香りが、
口に広がる。
粘着質な、その唾液が、舌にピリつく。
男の接吻は止まない。
「おえぇ」
吐いてしまった。
男は、寸前で避けた。
だが、それと同時に、
その吐瀉物に顔をひつかせる。
白く、消化中だったパンや人参が、
酸の匂いを舞い、私の胸辺りに垂れる。
男はそれを食べた。
小さな胸をチョロチョロと舐め。
消化不良の野菜を口に入れる。
胃液に浸された食べ物は、柔らかく、
舌の上で、簡単に潰れた。
そして、液体の吐瀉物を手に持って、啜る。
ズズズッズズズッズズズッ
体中を舐められた。
顔も目も口も耳も首も胸も乳首も膣も。
全部壊された。
身体の中のものでさえ、
私のものは、ここには何一つない、
殺してください。