表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/163

5-11  真珠号


猫神村に転送した貝の魔物の破片の中に巨大な真珠があった。


それは巨大すぎて宝飾に使えないので、中をくりぬいて白鳥スワンの家にした。


家というか、神籠。 これごと移動すれば、いちいち猫神村に戻ってこずに睡眠が取れる。


中にはかわいいベッドがあるのだ。


しかしまだまだ赤ちゃんで、ごはんはミルクだから、やっぱり毎日戻ってくるのだった。


そんな真珠号が、今日は西の海へ向かう。




「トドさんバッヂはかわいくないなあ。 もっとこう、白くまさんバッヂとか。」


「そこはガマンしてくれ。」


「次の魔物は海のギャングだよ。」


「わかるのか?」


「変な魔物反応なんだよ。 大きくなったりバラバラになったり。」


「たぶん蜂や蟻みたいに、集団で一匹なんだよ。」


「そして1匹でも逃がしたら、増殖して復活すると。 ほぼ無敵じゃないか?」


「逃がさなきゃいいんだよ。」


白鳥スワンは、そう言うと無邪気に笑った。




西の海の幹部クラス魔物は、見た目シャチだった。


だが集団で合体して大きなシャチにもなれた。


真珠号は巨大シャチに追いかけられている。


「パンダみたいでかわいいかも。」


「余裕あるな、おまえ。」


ときおり光るリボンが伸びてシャチに絡むが、絡んだところのシャチが抜けて、また合体、巨大シャチへと戻る。


「大きいのを倒すためにリボンにしただけで、本当の武器はリボンじゃないからね。」


リボンは無数のアイスラッガーに分かれると、それぞれがシャチを1匹ずつ倒してゆく。


やがてプチプチがつぶれていくように巨大シャチは小さくなり、最後の1匹まで倒された。


「ね、相性のいい魔物だったんだ。」


「それはいいんだか、これどうするんだ?」


「猫神村に転送するよ?」


「そうじゃない、シャチって食べられるのか?」


「それを考えるのは、パパの仕事。」




ここは猫神村の 水産加工部 試食製作課。


結論だけいうと、シャチはクジラよりもおいしかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ