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2-17  千日洞窟


勇者一行は南に向かっていた。


「ドラゴンめ、どこまで逃げた。」


「ミントガーネット、悪いがまた頼めるか?」


「わかりました。 神様、お声を。 【ゴッドボイス】」



『♪みなさんこちらは千日堂 甘党ファンの千日堂 食堂百貨の千日堂へ行こうじゃないか♪』



「なるほど、千日堂というのは、おそらく、千日洞窟。」


「あの最下層まで千日はかかると言われているGクラスダンジョンか。」


「くっ、確かにこの方角は・・・」


「我々勇者パーティーがそこまで王都を留守にするわけにはいかないわ。」


「かと言って神託は無視できない。 仕方ない、一度戻って出直すことにしよう。」




「グエェェ(けけけっ、逃げたと見せかけて、ぐるっとまわって元の位置。)」


「グエェェ(これがホントのチチ帰る作戦!)」


「グエェェ(竜巫女待っててちょうだいね。 満州娘か!)」




「ギャオォォ(野良竜がまた来やがった。)」


「龍神様、なるべく殺生は。」


「ギャオォォ(わかっておる。 きゃつの狙いはおそらくおまえ。 だが渡すつもりは毛頭ない。 ハゲだけに。 誰がハゲだ!)」


「ギャオォォ(ゲフンゲフン、だから来たらこう言ってやれい。 あそこには我の友人がいるでな。 バカのあしらいのうまいヤツじゃ。)」




「グエェェ(竜巫女ちゃ~ん! お待た~!)」


「グエェェ(ボクと契約して魔法少女になってよ~!)」


「竜様、竜様の巫女になるには条件があります。」


「グエェェ(わかった、四つのお願い、聞くよ。 一つやさしく愛します、二つわがまま聞きます、三つさみしくさせません、四つ誰にも秘密にします。 さあ、おいで、マイハニー!)


「南に千日洞窟というダンジョンがあります。 そこの最下層に七色に咲く花があるのです。 それを摘んできて私にください。 それが条件です。」


「グエェェ(ロマンティックが止まらない! まかせておくれ、マイハニー!)」


ドラゴンは南へ飛び立った。


「グエェェ(♪花を召し~ま~せ~♪ 召しませ花を~♪)」


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