2-9 熊神村
勇者一行は熊神村に着いた。
「ここがクリスタニア王国の北端、熊神村だ。 あの山を越えると火の国ギーラドーガだ。」
「今日はここで泊めてもらうか。」
「すみませーん、誰か、いませんかー?」
「はいはい、どちらしゃんでしゅか?」
「すまない、じゃまをする。」
「邪魔しゅるなら帰ってくだしゃい。」
「新喜劇か! そういう意味じゃない。 我々は勇者一行だ。」
「勇者のIKKOしゃん?」
「違う! そうじゃなくてだな!」
「そうだ、IKKOさんは勇者じゃない! ・・・いや、ある意味勇者か?」
「IKKOしゃんとマツコしゃんとミッツしゃんとハルナしゃんとクリスしゃんが何かご用でしゅか?」
「勝手に名前を決めるな! というか、なぜ子供が出てくる? 大人はいないのか?」
「ぐしゅ。」
「あ」
「びええぇぇぇ!」
「「あーあー、泣ーかした、泣ーかしたー、勇者が泣-かした」」
「ち、違う!」
「大丈夫よ、泣かないで。 こっちのお姉さんはあっちよりずっとやさしいから。」
「おい!」
「ぐしゅ、ありがとうごじゃいましゅ、ハルナしゃん。」
スパカーン!
「びええぇぇぇ!」
「子供をなぐるな!」
「だってこの子が、こともあろうに」
「グオォ(悪い子はいねがー)」
「「うぉぉ! クマー!?」」
「ぐしゅ、くま神しゃま。」
「「熊神様?」」
「グォ(そうです。私が熊神様です。)」
「するとこの子は?」
「ぐしゅ、くま神しゃまの(見習い)くま巫女のミーシャでしゅ。」
「そうか、神職の子供だったんだな、無礼を許してほしい。」
「ミ-シャなのかミーサなのか微妙だが。」
「私もハルナじゃないから。」
「ぐしゅ、わかりましゅた、KABAちゃんしゃん。」
スパカーン!
「びええぇぇぇ!」




