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1-1  知らない天地


ふと気がつくと草原に立っていた。


どこまでも広がる柔らかい草の原っぱ。 吹き抜ける風が気持ちいい。 太陽はとっても輝いているが、暑くもなく寒くもない。


そこで思いついたのは、これは間違いなくお昼寝日和だということ。


お昼寝しようかな? いやいや待て待て。 その前に確認しなければならないことがある。


今、自分は眠気をおぼえているか?


『違うだろ!』


「ニャッ!?」


頭の中で声がした。 周囲を見渡すが誰もいない。


でもあれ? やけに視点が低くないか?


ふと下を向くと自分の手が真っ黒の毛むくじゃら。 それは猫の手だった。


おお!立ってるつもりが四つん這いだったのか!


『だから違うだろ!』


「ニャッ!?」


急いで自分の体を見たり触ったりしてみる。


猫になってる!? いや、そういえば自分は元から猫だったような気もする。


『違うから!』


「ニャッ!?」


さっきから同じことばかり言ってるヤツがいる。 九官鳥か?


『違うわ!』


ふっ、語るに落ちたとはこのこと。 また同じフレーズ。 これはもう言い逃れはできまい。


『いやいや違・・・神様だから』


なぬ!? 神様とな?


『不敬は許す。 同族のよしみで簡単に説明してやる。 お前はこの地に土地神として転生した。 尽力して務めを果たせ。 ではさらば。』


簡単すぎない!?


土地神って何? 転生って? 務めって? というか何で猫? というかここどこ?


たれかある!


説明プリーズ!


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