おらのぐでなし(詩集)
朝っぱら
朝日が
おらを起こし
今日も一日
日常的に
平和な時を過ごす
そう願いたい
飛行機
ハーキュリーズの
空舞う音
何処までも響く
ため込んだ苦しみを
その轟音でぶっこせ
※1ハーキュリーズ:C-130。米国産の輸送機の愛称。
※2ぶっこせ:壊すという意味
時計
チクタクチクタク
私の耳から聞こえてくる
針が時を刻む音
北の方向に重なる頃に日が変わる
毎日同じように いつもいつも
飼い猫
窓辺で寝てる猫
キジトラの長い尻尾の猫
何で愛くるしいんだ
早く飼い猫を
人間にさせて
付き合いたい
でも
僕の飼い猫は雄なんだよ
…
ちょっと頭冷してくる
夕日
日が赤くなり
寂しく沈む頃に
おらが帰ろう
※さむしく:さみしく
※おらが:自分の家という意味
別れ
道が桃色に染まる時
君と離れ離れ
さらば友人よ
散り終える頃には
もう此処に居ない
階段しりとり(中2の時に書いた詩)
津
土
竹輪
綿あめ
目黒駅
ギフトセット
都営住宅
クリオネは綺麗
インドカレー頼む
しりとり文句(中1の時に書いた詩)
アルプスの向こうへと続く
着く日はいつか
使う物を探したら
たらこが出てきた
汚くって食えない
内部から出てきたから仕方ないので
野で捨てたら
たらこが怒ってしまい
毎日付いてくるようになった
ツタの葉でたらこを包んで投げた
下駄と一緒に飛んだので
野で笑ったら
たらこが戻ってきた
来た!と言って僕は逃げたら
たらこは降参だといったのである
麦茶
麦茶をグイッと飲む
ああ美味しい
喉を潤したら
ベッドに入って寝よう
笑み(作:母)
えがお
あさがお
いいおかお
天気
曇り空
まるでペンキで
塗ったよう
灰色の空
心も染める
コーラフロート
人生は甘いようで刺激的なものだ
それは僕の好きなコーラフロートのよう