7日目早朝
「おはよー。」
「おはよう。」
「おあよー。」
「いつもよりかなりすっきりな目覚め。
なんだけど・・・。
部屋中に魔法陣が広がってるのが原因だったりするのかもね。
寝る前よりかなり増えてるよこれ。
これも例の疲労軽減魔法陣かな?」
「なんだか初めて見る魔法陣も混ざっているような気がするわね。
まあ危ないものじゃなければいいんだけど。」
「いや、夜になったらまた他の人が入るんだから、消しとかなきゃまずい気がするよ。
白ちゃん、これちゃんと消せるんだよね?」
「らー。」(足踏みとんとん)
「お、消えた。
完全に使いこなしてる感じだねぇ。魔法陣。」
「魔法陣って、こんなに簡単に出したり消したりできるものだったかしら・・・?」
「たしか第2書庫の先輩のうちでできる人いたよーな気がするけど、なんか特製のチョークで書いてた気がする。教本見ながら。
消すのもかなり苦労してたのを見た覚えがあるよ。」
「チョークを使っていない魔法陣だと消しやすい、ということかしら?」
「そうかもねぇ。
それか、エルフなら簡単に消せる、とか。
まあ原因はわからないけど、簡単に消せるのは便利で良いな、っと言うことで。」
「そうね。
朝から魔法陣を消すために大掃除、とかじゃなくて良かったわ。」
「とりあえず、朝ごはん行かない?
そろそろ行っておかないと、食べる時間なくなっちゃうし。」
「そうね。
白ちゃん、行きましょう。」
「らー。」(こくり)




