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6日目 夜
「仮眠室に到着、っと。
あとは寝るだけだね。」
「にゃー。」(足踏みとんとん)
「あ、また魔法陣出た。」
「前回と同じく疲労軽減の魔法陣、かしら?
見分けはつかないけど。」
「らー。」(こくり)
「えーっと。
魔法陣の上に毛布敷いて大丈夫なのかな?」
「らー。」(こくり)
「うーむ。
わざわざ魔法陣作ったってことは、また体力使う予定ってことかな?」
「覚えた内容を頭の中で翻訳してるとすれば、そう簡単には終わらないと思うわ。
普通に読める文字の本だとしたって、あれだけ読むには数日から数か月はかかってもおかしくないわよ。」
「ああ、なんかとんでもない速さになってたしねぇ。本めくる速度。
まあ今回解読できる可能性あるのは共通語だけだろうけど、それだって相当あるはずだね。」
「そうね。
まあ今度は魔力はあふれないで済みそうなわけだし、危険なことはないんじゃないかしら。」
「そだね。
よし、毛布準備おっけー。
さあ、寝るのだ~。」
「らー。」




