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6日目早朝
「白ちゃん、おはよー。」
「おはよう。」
「みーたん、はーたん、おあよー。」
「今日は2の日だから地下送り~。」
「強制労働みたいな言い方しないの。
まあ楽しい仕事ではないのは確かだけど。」
「そーだよね、つまんないよね、あれ。
単純作業だしさ、例のレンズさえあれば誰でもできるしさ。」
「そのレンズを持ち逃げしない人じゃないと任せられないから、地下の仕事に動員されなくなるとクビ寸前らしいわよ。」
「うわ、怖い。
仕方ない、まじめに地下送りされてくるか。」
「その前にごはんにしましょう。」
「あ、そだね。
せっかく食券もらったわけだし、豪華にいっちゃいますか?」
「そうね。やる気出すためにもいいかもね。」
「よっし、行くよ、白ちゃん。」
「らー!」




