3日目 5時~6時
「おはよー。」
「おはようございます。」
「みーたん、はーたん、おあよー。」
「やっぱ仮眠室は良いなぁ。」
「2日連続で取れるなんて、運が良かったわね。
毛布部屋に泊まると1人1日10チップもかかっちゃうし・・・。」
「うん、高いわ。つらすぎるわ。
まあ寝ないわけにもいかないし必要経費だから仕方ないんだけど、仮眠室取れればケーキセット食べれると思うとなぁ。」
「みんなそう考えるから、かなり取りにくいのよね。」
「まあ月単位で宿取ってる人とか以外は、狙うよね~。仕方ない。そこは。」
「ここで重大なお知らせ~。
今日は5の曜日だから半日で帰れるのだ~。やほー!」
「午後にお出かけできるわね。」
「み?」(首かしげ)
「白ちゃん、今日は半日で上がれるから、午後お出かけしましょうね。」
「みー?」(首かしげたあと、うなずく。また首かしげる)
「なんかよくわからんけど、何かを誘われたようなのはわかる、って感じかな?」
「まあとりあえず午後になってからのお楽しみ、ということで。
朝ごはん食べてから行きましょうか。」
「今の時間なら食堂で食糧がげっとできるな。
行くよ、みやっち!」
「了解!
白ちゃん、ちょっと出かけてきますね。」
「らー。」(手をぶんぶん振る)
「そして戦利品がこちらに。」
「今日はミニコッペパンとスープね。
では、パン一つとスープ少しを白ちゃんに。」
「同じく。白ちゃんのにパン一つとスープ少し追加。と。
この量で足りるのが不思議だなぁ。」
「あいあとー。」
「足りる、というより、この量でもかなり余るみたいなのよね。
その分おなかすくのも早いみたいだけど。」
「ご飯終了~。」
「さて。
そろそろ移動しておきましょうか。」
「そだね。行こうか。
白ちゃん、行くよ~。」
「らー。」(こくり)
仮眠室から出て、第一書庫のすみっこにある児童書コーナーへ移動。
「ここで本読みながら待っててくださいね~。」
「らー。」(こくり)
「この図書館、児童書コーナーの本も侮れないよねぇ。
本の数がおかしいし、ジャンルも広すぎるし。
「かんたんふいうちこうざ」ってなんだこれ。」
「実用的と言っていいのか何なのか、って感じね。」
「さて、行きましょうか。」
「りょーかい。残業なんかしたくないし全力で行っちゃうよー。」