けーじばんのせつめい。
「みーたんとはーたん、けーじばんって、みれるのかな?」
「けーじばんっていうと、遠くの人と話ができるって言ってた道具のことだよね?
白ちゃんが使ってるって言ってた時も全然見えなかったし、たぶん見えないんじゃないかなぁ。」
「それじゃ、こうすればみえるようになる?
テーブルに、魔力文字で、こんな感じで書いたら読めるかな?」
「あ、うん、それなら読めるよ。
みやっちも読めるよね。」
「ええ。読めるわ。
53、名無し、おはよう。よね。最初の文章は。」
「にゃー。読めてた。
指で、こうやってずらすと、つづきが読めるようになってる。」
「うわ、書いた文字が動くんだね。
たくさん文章があるのの一部分だけだったんだね、これ。」
「らー。いちどとうろくした場所のぶんしょーを、私が寝てるときとかでもひょーじできるように、魔法構成してみた。」
「この文章で『話ができる』ということは、私たちもこの『けーじばん』に文字を書くことができる、そしてほかの人に伝えることができる、ということね。」
「らー。そうだよ。
これをつかって、おなじようにこれをみてるひとと、おはなししたり、しつもんしたり、できるみたい。
ただし、これを読めるひとはたくさんいるみたいだし、だれが読んでるかまではわからないから、ないしょばなしはできない。
けーじばんで名乗った名前に対して質問したりはできるから、一人に対して話しかけることはできるけど、ほかの人にも読まれるってことだね。」
「ふむふむ。
『白ちゃんに話しかけてますよー』とか書いて伝えるわけだね。でも、ほかの人にも普通に読めるってわけだ。」
「らー。そういうこと。」
「それならたしかに内緒話はできないねぇ。
あ、でも、名乗った名前、っていうことは、自分のほんとの名前使う必要はないわけだ。
だから、正体知られたくない人は別の名前を使うってことだよね。」
「らー。
わたしは、『すみしー』にしてるよ。なまえ。
ぼーけんしゃかーどのなまえといっしょー。」
「うーん、ちょっと試しに書き込んでみたいんだけど、あたしも書きこむときは別の名前考えたほうがいいの?」
「らー。たぶん、そのほうがいいんじゃないかな。
わたしは、『すみしー』の名前が使えなくなってもこまらないから、このなまえでかきこんでる。
はーたんがほんとの名前で書きこんで何か問題あった場合、相手が特定できればまほーで記憶処理もできるけど、相手が不特定多数なら、難しい。
だから、いざというときに捨てても問題ない程度の名前で名乗るのがいいかも。
思いつかないなら、ランダムでてきとうな名前を付けることもできるよ。変な名前になることもおおそうだけど。」
「そうなんだ、どうしようかなー。
ちなみに、書きこむ方法はどんな感じなの?」
「手書き文字も対応するよーにしたから、この入力用プレートに文字を書いてから、プレートを3回たたくと書きこめるよ。」
「ありがとー。
それじゃ、こんな感じでどうかな?」
「にゃー。それなら、大丈夫だと思うよ。」
「ありがと。それじゃ、書きこむね。
こうやって、3回たたく、と。
よしおっけー。」
211 特急八十八
はじめまして。
スミシーちゃんの紹介で来てみました。
試しに書き込みしてみます。