表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
367/446

しろきれいぼく。

900 脱出した村娘

オークの洞窟から脱出できました!


901 毛玉ラブ

脱出できたんだね。

大丈夫?ケガとかはない?


902 狩人と書いてかるひとと読む

脱出できたんだね、おめでとう!無事でよかった。

ここに書き込みに来たってことは、スミシーさんの情報が役に立ったのかな?


903 脱出した村娘

 はい!

 情報もですが、スミシーさんに送ってもらった木の枝の杖がすごい効果がありました。

 草を縛った罠でオークを転ばせて、つる草が伸びて縛り上げ、さらに木のざわめく音を強めて仲間を呼ぶのも妨害してくれました。

 そして、私の足が速くなり、木や枝が道を開けてくれて一直線に走れるようになりました。

 ケガもなく無事に町までたどりつけました。


904 毛玉ラブ

 なんか予想以上にすごいな、それ。

 足ひっかける罠とかもその場で作った、ってことか?


905 狩人と書いてかるひとと読む

 すごいね。

 エルフと森の組み合わせなら、強くなるのは当然、ともいえるけど。

 『妖精魔法が使える枝』っていう説明だっけ。妖精は妨害とか幻惑が得意ってことかな。

 エルフ自体が妖精あつかいっていう可能性もある?

 ところで、その枝の名前って教えてもらっていい?


906 脱出した村娘

 枝の名前は『白き霊木の枝』でした。

 持っているだけでも、森の中で動きやすくなるように助けてくれるような効果があるみたいです。


907 狩人と書いてかるひとと読む

 霊木か・・・。

 それなら、ふつうに手に入るものではなさそうだね。

 『飼い主』、ってこの言い方はスミシーさんに失礼だね。『ご主人』の許可が出たから提供できた、ってことかな?


908 魔法使い

たぶんそうだろうね。

 霊木なんていうものを気軽に枝を取るなんてことはできないだろうから、条件を満たしたときだけ使える、っていうことにしてるんじゃないかな。

 枝の取りすぎで枯れるとかいうことになったら取り返しつかなそうだし。


909 すみしー

 きてみた。おはよー。


910 魔法使い

 すみしーちゃんおはよー。


911 狩人と書いてかるひとと読む

 すみしーさんおはよー。

 オークの洞窟から脱出できたって言ってた。情報ありがとう。


912 鉄球使い

 お、初めてスミシーさん発見、おはよう&はじめましてー。


913 脱出した村娘

 スミシーさん、おはようございます。

 おかげで、無事に脱出することができました。ありがとうございます。

 『白き霊木の枝』の魔法もとても役に立ちました。


914 すみしー

み?

それはよかったね。

 あの枝があればあるてーどは妨害できるとは思ってたけど、どう使うかとかは本人しだいだから、うまくいったならよかった。

 失敗した場合でも、オークにまた捕まったとかだったらなんとかできたけど、森の外で襲われたとかだったら手出しもしにくいから。


915 脱出した村娘

やっぱり、森の中のほうが魔法は使いやすいんですか?


916 すみしー

 むー。そーじゃなくて、ずっと見てるわけにもいかないっていうだけ。

 とおくをみるまほー、つかれるからながくはもたない。

 見てないうちにつかまえられただけなら、あとでまほーで縄を解いたりできるけど、食べられたとかだったらどうにもならない、と思う。


917 脱出した村娘

 ああ、それもそうですね。

何が襲ってくるのかとかわからなければ、準備しておくのにも限度があるでしょうし。


918 すみしー

 らー。そんなかんじ。

 飼い主に『無事に町まで帰らせたらばんごはん鳥肉』っていうようなことを言われてたから少しだけ手出ししてみたけど、かんぜんに安全にするっていうのは普通の魔法では無理だと思うし、ばんごはんのためにお昼寝をがまんするつもりもない。

 だから、道具だけ送って寝るのを選んだ。


919 鉄球使い

 うん、まあ夜にも掲示板で書き込みしてたし、そりゃー眠くもなるか。

 すみしーさんまだちっちゃいらしいし。


920 魔法使い

 やっぱり晩ごはんのためだったんだね。

 すみしーさんって、鳥肉が好きなの?


921 すみしー

 み?

 たべたことないしゅるいだから、たべてみたかった、だけ、かな。

 にんげんのひとがふつうにたべるくらいのものなら、だいたいすきだよ。


922 鉄球使い

 それなら、その珍しい鳥肉を提供してくれたご主人のおかげで助かったわけだ。村娘さんは。


923 すみしー

 らー。だいたいあってる。

 鳥肉を取ってきたのはわたしだけど、それを狩ろうとしてた猟師の人を手助けするよーにってわたしに指示したのも、飼い主。

 そして、料理したのも、飼い主。

 だから、わたしはほとんど何もしてない。


924 脱出した村娘

 いや、魔法が使える枝を準備する、とか、ほとんど何もしてない、っていうレベルじゃないと思うんですけど・・・。

 本当にものすごい効果でした。

 あれがなかったら脱出はできなかったと思います。オークの足早かったですし。


925 魔法使い

 スミシーさんの手柄はご主人のものだってことじゃないかな?

 部下と上司みたいな感じだとすれば、状況によっては部下の活躍も上司の手柄になったりするし。

 

926 すみしー

 らー。だいたいそんなかんじ、かも。


927 鉄球使い

 そーいえばさ、スミシーさんのご主人って、ここみたいな掲示板見られるのかな?

 魔法技術がスミシーさんより上だとすれば、たぶん見れるし書き込めるってことになるんだろうけど。

 

928 すみしー

 み?

 こういうのつかってるところはみたことない。

 興味がないか、知らないか、見れないか、わたしがいないところでだけ使ってるか、かな。

 見れない場合だと、誰かが書いて伝えれば理解はできるはず。ただし、わたしがつたえるとすれば、わたしが知らない単語は伝えることができない。

 だから、いまのじょーきょーだと、たぶん『わたしと同じ程度には読める』だと思う。興味がない場合は読まないだろうけど。

 こんど、みれるかどうかきいてみる。

 でも、質問に答えるとかそーいうひまはないと思うよ、たぶん。わたしよりかなりいそがしそーにうごいてるし。

 

929 魔法使い

 それに、すみしーさんからすれば『ご主人』を便利な情報源として使おうとするのに協力する理由もない、ってことでもある、よね。


930 すみしー

 らー。そんなかんじー。

 でも、じょーきょーによっては、結果的にきょーりょくすることになるかも。ならないかも。

 とりあえず、きょうはねる。おやすみー。


931 鉄球使い

 おやすみー。


932 狩人と書いてかるひとと読む

 おやすみなさーい。


933 脱出した村娘

 おやすみなさい。本当にありがとう!


934 毛玉ラブ

 『ご主人』が来るかも、ってことか。

 やっぱりエルフなのかな?


935 鉄球使い

 普通に考えればエルフなんだろうけど、『飼い主』っていう表現からすると別種族でもおかしくないよね。

 ふつうは人間が人間のことをペット扱いはしないだろうし、それと同じに考えればエルフがエルフをペット扱いするのもあんまりないはず。


936 魔法使い

 まあそのへんは、下手に詮索はしないほうが良さそうだね。

 スミシーさんは自分のことはわりと簡単に教えてくれる感じだけど、『ご主人』の情報に関してはほとんど話してないから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ