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相談とパン作り

482 すみしー

こんにちはー。

ひまだから、きてみた。


483 名無しさん

あ、すみしーさんだ、こんばんは~。


484 名無しさん

こんばんはー。

ひょっとして、またベッドで抱きしめられて動けないのかな?


485 すみしー

らー。うごけない。

もうちょっとしたら力が抜けるはずだから、そこでだっしゅつする、よてい。


486 名無しさん

あら、今回も抱きしめられてたんだ。

寝ると抱きつく癖がある人なのかな?飼い主の人。


487 名無しさん

うーん、心温まる光景、なのか、通報すべき光景なのかがわからんw


488 名無しさん

相手の性別とか種族によってイメージが違ってくる感じだね。


489 すみしー

み?

ふたりともしゅぞくはたぶんにんげんのひと、せいべつはおんなのはずだよ。


490 名無しさん

ほのぼの確定。めでたし。


491 名無しさん

心は変態とか、心は男、とかでなければほのぼの確定。めでたし。


492 名無しさん

たぶん、とか、はず、とかが気になるけど、詳しく聞いたらまずい感じ?


493 すみしー

み?

へんそうとかへんしんとかぎたいとか、みやぶれないばあいもあるかもしれないから、たぶん?


494 名無しさん

ああ、この世界、変装とかもスキルあるから、常識外な実力な人がいないとも言い切れないんだよね。

看破とかのスキルをさらに上回る変装持ってる可能性も否定はできない、ってことかな。


495 すみしー

らー。そんなかんじ。

ぜんぶのしゅぞくをしってるわけでもないし、にんげんにみえるなにかっていうかのうせいもひていはできない。

わたしはしゅぞくとかあんまりきにしてないけど、ほんにんたちはきにするかも?


496 名無しさん

そう考えると、いろいろ疑ってかからないといけない、けど何も信じられなくなりそうだね。


497 すみしー

らー。

いろいろなぱたーんを想定して、たいさくしたりこころがまえしたりあきらめたり?

いろいろじゅんびはできる。


498 名無しさん

ある程度あきらめるのも必要なのかもね。

見破る力をものすごく鍛えた、としてもその上がいないとは言い切れないから完璧に心配ないとは言えないし。


499 名無しさん

ところで、今日はスミシーちゃんはどんな話しに来たのかな?

今日も文字練習?


500 すみしー

らー。文字練習と、相談したいー。


501 名無しさん

お?聞きたいことあったの?

なんでも聞いて~。答えるよ~。


502 名無しさん

知ってるものなら答えられるかも。

とりあえず聞いてみて?


503 すみしー

今日、ぶどうを入手したから、パンを焼こうと思う。

どんな材料で作るか、すこしなやんでる。

普通に作るか、良い材料で作るか、へんなざいりょうでつくるか。

どれがいいかな?


504 名無しさん

変な材料?

米粉パンとかのことかな?それとももっと変なもの?


505 すみしー

まだきめてないー。

在庫の中からさがしてみる。


506 名無しさん

パンを焼いた経験があるんだったら変な材料を使うのもアリかもしれないけど、あんまり焼いたことないなら、変なのはやめたほうが良いんじゃないかな。

無難なのに慣れてからじゃないと、どのくらい変なものまでが許容範囲なのかとかがわかりにくいと思うよ。


507 名無しさん

自分だけで食べるんだったら変なのでもOK,ほかの人に食べさせるんだったら変なのはダメ、だと思う。

闇鍋とかみたいに変なのになること前提な場合でなければ、ほかの人に変なのを意識的に作るのはダメ。


508 名無しさん

うーん、とりあえず、その『良い材料』ってやつがどの程度の材料かにもよるんじゃないかな。

普通より良いけど、もし失敗しても大丈夫、っていうくらいの材料だったら使ったほうが良いと思う。

失敗したら取り返しがつかないくらいの素材なんだったら、良い材料は温存しておいて普通の材料にするといいんじゃないかな。


509 すみしー

むー。

失敗しても大丈夫なかんじだから、良い材料をつかってみることにするね。ありがとー。

そろそろ脱出できそう、また今度くるね。


510 名無しさん

いってらー。脱出がんばってねー。


511 名無しさん

また今度~。

どんなのできたか後で教えてくれるとうれしいな。








・・・


だっしゅつせいこう。

ねむくなるまで、パンを作ることにしよう。


膨張剤は作るの難しそうだから無発酵パンでいいかな。


最初に、魔法陣で魔力の広がる範囲を土間の中央部分に限定。

こうしておけば、魔力の気配でみーたんとはーたんを起こしてしまうことは、たぶんないはず。


加工はじめよう。

まず、ぶどうの下処理から始める。

最初は、数を増やすことからだね。

『体は土、血は水、魔力は光。

 伸びろ、栄えよ、育て、増えよ。』

『植物増殖』


次、錬金術の『素材変換・上位』でぶどうの数を減らす代わりに品種を一段階良くする。

あとはしばらく繰り返す。

『増殖』『変換』『増殖』『変換』・・・・・

このくらいでいいかな。

次に種なしぶどうに変化させながらさらに品質を上げる。

『変異促進』。

これを乾燥させて干しぶどうを作ればいいはず。

『詠唱省略・脱水呪』。


乾燥を進めている間に、小麦粉も作っておこう。

晩ごはんの時にもらっておいたパンくずを使って、また増殖と素材変換で質を上げていく。

『増殖』『変換』『増殖』『変換』・・・・・『変異促進』『粉砕』

だいたいこんな感じかな。


あとは、水に相当する物、か。

むー。聖水とかは作れなくもないけど、あんまり料理には向いてないしなぁ。

赤ワインに魔力を注いで、『エルフの血』を作る。

錬金術の理論では、お酒は水の上位素材として使えるから水はこれでよし。

・・・ただ魔力入れたお酒なのに、エルフの血っていう素材名になるんだよね。

エルフの人数が少ないのって、これが原因なのかもしれないなぁ。


小麦粉と干しぶどうと『エルフの血』を混ぜて、フライパンに入れて、軽く焼く。

火種が無いから直接加熱。『熱波』。これでよし。


むー。品質低い。

やっぱり錬金術でむりやり作った材料だとこんな程度かな?

土壌改良からやったほうが材料の質は上げやすいんだろうけど、周りの影響大きそうだしなぁ。

へたに手を出すと、関係ない植物まで強化されたりしそうだし。

味はどうかな。

・・・

レーズンパン、おいしい。

魔力もちゃんとなじんでるから味がおかしくなることもないはずだし、朝ごはんのメニューに入れるには充分だね。


そろそろねむくなりそうだから、またみーたんのベッドに入って寝よう。


(ぎゅっ)

み?

またつかまった。でもねむいからこのままでいいか。

おやすー・・・。

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