おいわいとたいりょくかいふく
「ところで、晩ごはん何にしようか?
白ちゃんのレベルアップ祝いってことで、いつもより少し豪華にいってみる?」
「そうね。今の白ちゃんのレベルくらいになると、次のレベルアップも遠いでしょうし、お祝いしておくのもいいかもしれないわね。」
「み?
たぶん、つぎはすぐあがるとおもうよ?」
「あ、そうなんだ。
エルフにとってはそんなに高いレベルではないってことなのかな?」
「ほかのえるふしらないからわからないー。
たかくはない、とおもうけど。」
「あ、ごめん、変なこと言って。」
「知らないこと聞かれてもわからない、っていうだけだから、きにしなくていいとおもうー。
ごはんも、ふつーのでだいじょぶだよ。
でも、とおくまであるくたいりょくはのこってないけど。」
「うーん、それじゃ、図書館の食堂に行って、食後になんかお菓子追加、でどうかな?」
「にゃー。そうしよー。」
・・・・
図書館地下、食堂。
夕食をとる職員たちで混雑する時間帯だが、タイミングよく入り口近くの席が空き、座ることができた。
「むー。なにがいいかな。
やっぱり体力回復の術式を組むためにはミントと甘いものの組み合わせがていばんかな。
食事のほうはいつも通りなぽたんにしておこう。」
「回復の術、って、そんなに体力減ってる状態なの?
いつも体力減ったって言ってるけど、寝ると治ってたよね。」
「こんかいは、ねすぎがげんいん。
寝てたからしかたないけど、4刻の間食事なしでいたのはひさしぶりだし、からだのさいこうせいもおなかすくし。
からだのさいこうせいは能力の上限の枠を増やすけど、現在値を回復するような効果をだせるほどの力が残ってなかった感じ?
かんたんにいうと、おなかがすいててちからがでない。」
「うん、そこまで簡単に言ってもらえればあたしにもわかった。
体力回復のためにも、おいしいものが必要ってことだねー。」
「らー。そんなかんじー。
食べながら回復の術式を展開させることで、まほーのききめをふやすかんじ?
『ふわふわチョコミントケーキ』と、なぽたんにするね。」
「りょーかい。ナポリタンとふわふわチョコミントケーキね。
あたしは、チャーハンにしようかな。食後にホットココアで。」
「私はオムライスとカルフェにするわ。」
・・・
「にゃー。なぽたんおいしい。」
「本当にナポリタン好きだねぇ。」
「ねぇ、白ちゃん、はやてちゃん。」
「ん?なに?」
「み?」
「なんだか、食堂の職員さんとか、ほかのお客さんが、この席の近く通るときおじぎしていってるわよね。」
「あー、そーだねぇ。
なんかよくわからないけどこっちもおじぎ返してる。」
「むー。このまえわたしたまほーしょ作れる本、あれで助かった人がおじぎしてるだけ。
だから気にしなくていいと思うよ。」
「ああ、あれか。
回復の魔法書を作れる本。渡したって言ってたやつね。」
「私たちくらいの階級だとまだけがは少ないけど、上位の職員は生傷が絶えないらしいから、回復の魔法書はかなり使うでしょうしね・・・。
助かった人、がほぼ全員になっちゃっているということなのね。」
「らー。たぶんそんなかんじ。
そーいう人のおじぎとかは、こっちがどう反応してもあんまり意味がない。
だから、対応するだけ時間のむだ、かも。
だから、気にしないでごはんたべるのがいいと思う。
なぽたんおいしい。」
「んー。まあたしかに、こっちがどう対応してもあんまり変わらなそうかな?
返事が欲しくておじぎしてるわけでもなさそうだし。
たぶん、ありがと~って言いたいけど、図書館内では静かにしなくちゃいけないから、おじぎしてる感じ?」
「まあ食堂内では多少の話は大丈夫だとは思うけど、食事の邪魔するのはいけないことだものね。」
「らー。たぶんそんなかんじー。
おなかすいてるひとに、しらないひとが、はなしかけるのは、よくない。」
「人間、おなかすくと機嫌が悪くなるからねぇ。」
「らー。そうだねー。」




