表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
302/446

レベルアップ!

「たっだいまー。」


「白ちゃん、ただいま。」


「み?

みーたん、はーたん、おかぁいー。

きょーは、したぎのこうかんのひだから、下着作っておいたよ。

見た目も普通の下着と同じに見えるようになるように、普通に糸を使ったし、魔力隠蔽の加工もしてあるから、怪しまれる心配もないとおもうー。」


「ああ、そうだったね。ありがとー。

毎日洗濯はしてるけど、耐久度はそれでも落ちちゃうんだっけ。」


「むー。そーでもないよ?

ちゃんと洗濯すれば、かなりながくもつ。

ときどきあみもののれんしゅ―しとかないと上手になれないから、定期的に作ってるだけ、だね。

ちょっとずつ性能は上がってるし、つけてる効果は毎回少しずつ違う―。」


「あら、そういう理由だったんだ。

てっきり、魔法で編み物すると耐久値が下がっちゃうとかなのかと思ったよ。」


「ふつうの下着と同じくらいの細さの糸で作ってるけど、糸作るときと編むときに魔力付与をいろいろかけてるから、ふつうのよりは耐久値高い。

でも、死ぬくらいの攻撃を受けたら、身代わりになって壊れる。」


「身代わり、って、死ぬような攻撃も防げるってこと?」


「らー。

致命傷になりそうな攻撃を1回だけ、ダメージ肩代わりする。

肩代わりできるダメージには限界はあるけど、ふつうの人間相手を想定した攻撃だったらたぶん完全に防げると思う。

連続した攻撃に対してどこまで1回と判定するのかはわからないから、あんまり過信はできないけどね。」


「普通の人間って、どの程度までを言うんだろうねぇ。

しょちょーとかの強さは人間外だと思うけど。」


「所長はドワーフ族だし、人間の基準には当てはまらないんじゃないかしら?」


「そーかも。

かなり強いかんじなけはいだよね。しょちょーは。」


「そうだねぇ。訓練の時に何回か組手したことあるけど、あの防御力はわけがわからない領域だよ。

それはそれとして、白ちゃん、眠いの治った?」


「なおったー。

レベルも上がったよ。」


「あら、おめでとう!」


「おめでとー。

ずっとレベル上がってなかった感じなのかな?」


「らー。そうだよ。

いまは181まであがったー。」


「181??

ずいぶん高いね。

まあシミュレーターでワイバーン倒せるくらいだったんだから、そのくらいレベル高いのも自然かもだけど。」


「いえ、ワイバーンは単独でもグリフォンの巣に匹敵するくらいの討伐難易度のはずだから、逆に、そのレベルで倒せるのが不自然、という程度には強いはずよ。

モンスターレベルで表現すると、少なくとも500は超えてるんじゃないかしら?」


「レベルあげるのに、睡眠が必要、しらなかった。

だから、きょうのんだ粉で、眠くなって、まとめて睡眠とれたから、まとめてあがったみたい。」


「そうなんだ?

寝ないとレベルアップしないなんて知らなかったなぁ。」


「からだのつくりを、ぜんぶつくりなおすようなかんじ、だった。ポーション持ってなかったらあぶなかったかも。

たぶん、普通に毎日長く寝てる人は、毎日少しずつ体をつくりかえていってるんだと思う。

でも、わたしのばあい、つくりなおすまえにめがさめちゃってたから、レベルが上がる余地がなかったのかも。」


「たしかに、戦ってる途中にレベルアップして力や素早さが変わったりしたら、逆に混乱しちゃいそうよね。

だから、寝てるときに体の強化をしてる、っていうことなのね?」


「らー。たぶんね。

わたしのばあいは強くなったって言っても、物理戦闘ならブルーゼライムにはたぶん勝てるようになった、っていうてーどだけどね。」


「え?レベル181で?

あたしの5倍くらいレベル高いんだけど?」


「まほーとくいなぶん、たいりょくもないし足も遅いし力もない。

そーびで強化すればグリーンゼライムくらいまではいけるかも。

でも、いちおう魔法が使えない状況での戦闘についてもかんがえておいたほうがいいのかな。

専用の技をいくつか作っておけば、多少は戦えるかもしれないし。」


「えっと。

例えばの話だけど、その『専用の技』を作って戦った場合って、どのくらいの敵倒せると思う?」


「むー。

ゼライム2匹と同時に闘ってもなんとかなるくらい?」


「そのくらいなんだ・・・。」


「この手足の短さで、この遅さだから、しかたない?」


「本当に魔力特化な感じなのねぇ。」


「らー。そんな感じ。

でも、かなり今までよりはHP高くなったから、タンスに足の指ぶつけて死ぬ、とかいう心配はなくなった。はず。」


「・・・さすがに、タンスでは死なないよね?」


「らー。いまは、だいじょぶ。だとおもう。」

 レベルアップの条件は『2刻(4時間)以上続けて眠る』でした。

 2刻未満の場合『仮眠』というあつかいになり、体力、気力、魔力、睡眠度などの少量回復だけになります。



 現在のHP

 白ちゃん(レベル181)→HP66(ただし防御力は絶望的なまでに低い。)

 はやて(レベル35くらい)→HP300くらい

 みや(レベル35くらい?)→はやてよりすこしHP高いらしい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ