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つうしんかいどく。

「しょくごのきゅうけいー。

 2小刻(10分)くらいイスに座ってるね。

 質問あったら答えるけど、それ以外は動かないー。」


「あ、その間、仲間と相談してていいですか?」


「らー。いいよー。

 仲間って近くにいるの?」


「近くにはいないですが、××××(チャット)で相談できます。」


「むー。よくわからないけど、できるならどうぞー。」


「それでは、『メニュー』『××××××××(フレンドチャット)

 不確かな情報でも話しやすい聞き方ってどういうのだろうか?、と書き込みしてみます。」


「み?

 机の上を指でたたいてるように見えるけど、それで通信してるんだねー。」


「あ、これは、僕たちが住んでいた×()で、××××(パソコン)という××(機械)を使って通信するときのやり方です。

 自分にだけ見える×××××(キーボード)の特定の場所をたたくことで、文字を表現することができます。」


「にゃー。似てるものなら私にも使えるよー。

 エルフ文字しか書けないから、こっちでは意味ないけど。誰も読めないし。」


「え、あるんですか??

 シロちゃんって、×××××(プレイヤー)なんですか?」


「その団体名みたいなもの?単語がわからないから、答えられない。

 その単語って、共通語の言葉じゃないよね。他の言語なんだったら、どういう言語なのか特定してからじゃないと、単語の意味を解読するのは無理。

 通信方法には興味があるから、このまま見てるね。」


「えっと、それじゃこのまま通信続けますね。

 彼らが知っている情報が「確実ではない情報」や「その情報に従うことが危険を伴うもの」だった場合、彼らは答えてくれないらしい。

 それでも聞き出すには、聞き出しやすい質問を考えなくてはいけない、協力お願いする。・・・と書き込みしました。」


「にゃー。だいたい、にんげんことばのひょうげんほうほうはおぼえたー。

 りょうてでひともじをひょうげんするときの手の動かし方のしくみとおなじだね。

 たぶん1から65536までの数値と、文字が対応してる。

 そして、それを16段階に強弱をつけた微小魔力の信号を4つ組み合わせることによって表現、かな。

 たぶんにんげんことばで書き込めるようになった、と思う。

 あとはどの信号がどの文字に対応してるのかを再確認すれば完璧、かな。」


「これも魔力で動いているんですか?」


「らー。魔力で動いてるのか、魔力が副産物で出ちゃう通信方法なのかどっちかわからないけど、規則的な魔力反応が出てるね。

 逆に魔力反応から解読することも不可能ではないと思う。複雑な暗号化とかはしてないみたいだし。

 まだ書き込み続けるんだったら、内容を声に出しながらゆっくり書き込んでくれるとうれしい。」


「あ、はい。そうしますね。」


「にゃー。ありがとー。

 確認が終われば、たぶん書き込みのほうはできるようになると思う。読むのは今まで通り読めない言葉が多いと思うけどね。」

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