表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
255/446

にゃーにゃーにゃー。

 ※風邪ひいて体調がかなり悪いので、次の更新はかなり遅くなるかもしれません。

「え、それじゃ、その人たちが探してるものって、見当ついてるの?」


「にゃにゃ。」


「あ、そこまで確定してるってわけでもないのね。

すこし探しやすくなるかもしれないって程度?」


「にゃ。」


「そーなんだ。

でも、その人たちからすると、不確かな情報でも欲しいくらいかもしれないんだよね?」


「んみゃー。」


「ああ、たしかに、そーいうことなら教えるのは躊躇するね。

仲良くなければ教えたくないし、仲良ければもっと教えたくない。

って、それじゃ、その人たち、知ってる人に教えてもらうのも無理なんじゃない?」


「みゃー。」


「あ、そーいうことね。

確定で知ってる人からなら、普通に聞き出せる可能性はあるのか。

でも、それでも教えてくれる人は少ないだろうねぇ。あたしが知ってる側だったら教えないと思う。」


「にゃにゃ、にゃー。」


「ああ、白ちゃんはそーいう判断なんだ。

白ちゃんって、情報出すかどうかを好き嫌いで判断してない気がするね。

七詩センパイの時だって、交渉の仕方次第ではあの状況からでもフツーに教えてたんでしょ?」


「にゃっ。」


「なるほどー。

仲がいいかどうかで厳しさを変えてるけど、ある程度基準があってそれをクリアすればOKって感じなのね。

ちなみに、あたしが聞いたらどんなことまでおしえてくれる?」


「にゃー。」


「あー、まあどこまでって聞かれても困るか。」


「にゃん、にゃー。」


「なんでも?いいの?」


「にゃっ。」


「んーとね。それじゃ試しに聞いてみるよ。

「あたしたちの給料を簡単に増やす方法」とかある?ものすごい安いと思うんだ。」


「にゃー?」


「あー、お金ならいっぱいあるよと言われても、まあいっぱい持ってるのは間違いないんだろーけど。

前回言った通り「白ちゃんを利用する方法以外」でお願い。」


「にゃー。」


「え?そうなの?」


「にゃん。」


「あー、そーいえば、あれって白ちゃんに渡すやつのついでに書いてくれたってことになってるから、利用してるような気もしないでもないけど、一応セーフと言えばセーフかな?

でも、あれ持ってると給料上がるの?」


「にゃー。」


「え、そーだっけ?覚えてないなぁ。」


「にゃっ。」


「それはみやっちにも知らせないと。ありがとねー。

それじゃ、逆にあたしに聞きたいこととかあるかな?

知ってることなら答えるよー。」


「にゃー。」


「モンスターって言葉の意味?

基本的には人間以外の動くもの、戦うもの全般のことだね。

たまに例外はあるけど。」


「はやてちゃん、白ちゃん、ただいま。」


「あ、みやっちおかえりー。」


「にゃー!」


「あら、白ちゃん、ネコ耳カチューシャ使ってるのね?

今回は大丈夫なの?」


「にゃー、にゃにゃ。」


「見ての通り、大丈夫だよー。

ちょっと白ちゃんとお話ししてたんだ。

忘れないうちに続き話すから、ちょっとだけ待っててね。」


「ええ。わかったわ。」


「にゃー?」


「うん、そーいうことだね。

猫とか犬とか、そーいうのもモンスターっていう分類になるよ。」


「にゃー、にゃにゃ?」


「うん、獣とか動物とも言うよ。そこは間違ってない。」


「みー?」


「そうそう。獣系のモンスター、動物系モンスター、って感じ。」


「にゃー、にゃん。」


「うーん、そー言われてもなぁ。

人間も場合によってはモンスター扱いする人もいるし。

さすがに神様まではモンスター扱いする人はいないと思うけど、それ以外の動くものほとんどは、誰かからモンスターあつかいされてる、と言ってもいいかも。」


「みー。」


「うん、そんな感じ。とりあえず認識は一致したね。

みやっち、おまたせー。」


「にゃー。」


「えーっと。

いろいろ聞きたいことはあるんだけど、白ちゃん、やっぱり状態異常になってるわよね?猫耳の効果で。」


「にゃにゃー!」


「そうそう、白ちゃんの言う通り、状態異常じゃなくて使いこなしてる状態だよ。ステータス見ればわかる。

眠れる野生を呼び覚まし、その結果移動速度が少しだけ上がるんだって。」


「あの、野生を呼び覚ましすぎて、会話が共通語じゃなくなってるわよね?」


「み?」


「まあそういうこともあるけど、なんとなく会話は通じるでしょ?

白ちゃんに最初に会った時よりはわかりやすいと思うよかなり。」


「まあたしかに最初に会った時よりはわかりやすいような感じはするけど、はやてちゃんは話通じすぎじゃないかしら。」


「そう?

言葉に頼らずなんとなく会話すればなんとなく伝わるんじゃないかなー。」


「にゃー。」


「あ、そーいえば。

さっき白ちゃんが言ってたんだけど、しょちょーにもらった入館許可書があると、あたしたち給料上げてもらえるかもしれないんだって。」


「入館許可書、というと、白ちゃんに会った日にもらったあれのことかしら。」


「そー。それそれ。

一時的な入館許可をもらえる代わりに給料が他より安い、っていう条件契約だから、他の手段で入館許可書を手に入れた人は申し出すればふつーの給料になる、だって。

帝国中央図書館規則第68項の特例措置の解除、で申し出すればいいらしい。」


「えーっと。

帝国中央図書館規則、って、全部覚えてるのかしら?」


「にゃー。」


「やっぱ覚えてるんだ、その記憶力はすごいねぇ。知ってたけど。」


「今のはなんとなくわかったけど、今の白ちゃんと会話通じてるはやてちゃんもすごいと思うわ。本当に。

白ちゃん、良いこと教えてくれてありがとう。」


「にゃー。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ