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ぽよぽよなぬいぐるみ。

「ただいまー。」


「ただいま。」


「おかぁいー。

み?なんか、おおきなふくろだね。おかいものしてきたの?」


「うん、白ちゃんに良いもの買ってきたよー。

ゼライムぬいぐるみ特大~。」


「ぴ?

ゼライムのぬいぐるみって、いいものなの?」


「あれ?意外と不評?」


「コロシアムでゼライムと遊んでたって聞いたから買ってきてみたんだけど、やっぱり本物の方が良かったかしら?」


「むー。

どっちかというと、たたいたりしてしまいたくなるような外見してる。

がまんするのたいへんそう。」


「ぬいぐるみなんだから、たたいても蹴ってもいいんだよー。

感触はゼライムに似てるけど、本物のゼライムよりはかなり頑丈だから、あたしたちがたたいたり蹴ったりしてもそう簡単には壊れないくらいだし。」


「にゃー。それなら、いいものだね。

うんどうになるし、いろんなスキル上げに使えそうだし。

物理攻撃系のスキルは、やっぱり的が無いとやりにくい。」


「うんうん、そーだねー。

白ちゃんの身長だと、組手とかする相手もいなそうだし、ゼライムぬいぐるみに技打ってみて練習するのはいい方法かも。」


「でも、あんまり強い技使っちゃうと変な所にバウンドして危ないかもしれないから、最初は軽い技からにしましょうね。」


「らー。わかったー。

もともと強い技なんかないからだいじょーぶ。

でもさいしょは、さわってみるー。

にゃー。なんかぽよぽよしてるね。」


「本物の感触にはかなわないけど、かなり再現してるらしいよ。

本物より頑丈だし動かないから、抱き枕代わりにしたりするのもいいかもね。」


「いいかんしょくだねー。ふしぎなかんじー。」


「そーいえばさ。

白ちゃんの住んでた国では、ゼライム飼ってる人とかいなかったの?

このあたりの子供のばあいだと、ほとんどは小さいころに何回か触ったことはあると思うんだけど。」


「むー。

私が住んでた家では、ネコは飼ってたけど、ゼライムはいなかったよ。

モンスターじゃない猫だけど、今の私より少し強いくらいかな。」


「そ、そうなんだ。

えーっと、白ちゃん、このまま少し遊んでてねー。

ちょっと買い忘れたものあったからみやっちと買い物してくる―。」


「らー。ぷにぷにしてまってるー。」


・・・


「ねぇ、みやっち。

モンスターじゃない猫って、どんなのいたっけ?」


「ツインテイルはモンスターよね。

黒猫もモンスターだし。

モンスター扱いされないという条件なら、「猫系の獣人」とか、霊獣「白虎」くらいじゃないかしら・・・。」


「虎も猫系と言えば猫系か~。

って、ペットが??」


「白ちゃんより強い、って言ってたし、普通のモンスターの領域じゃないんじゃないかしら。」


「ああ、白ちゃんはドラゴンブレス使えるんだもんねぇ。

それより強いってなると、霊獣くらいじゃないと無理、かな?」

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