えほんをよんでもらいます。
「帰還の刻(16時)。時間ね。上がっていいわよ、おつかれ~。」
「おつかれさまでした、先輩。」
「おつかれです、センパイ。」
「ああ、そういえば、今日無音歩行の自主練するんだけど、どっちか行かない?
練習相手いないと盛り上がらないのよね~。」
「ごめん、みやっち、ちょっと白ちゃんと一緒に待ってもらっていい?」
「わかったわ。伝えとく。
眠りの刻(18時)くらいには終わるわよね?」
「うん、そのくらいには終わる。ありがとね~。
はーい、参加したいですセンパイ。」
「ありがと。それじゃ行くわよ、はやてさん。
移動中も無音歩行でね。」
「りょーかいです。んじゃ行ってくるね~。」
「いってらっしゃーい。」
「白ちゃん、おまたせ。」
「にゃー。」(ばんざい)
「ごめんなさい、はやてちゃんが司書術の特訓に行っちゃって、戻ってくるの眠りの刻(18時)くらいなの。待っててくれるかな?」
(眠りの刻の絵文字を書きながら)
「らー。」(こくり)
「私が本読んでみようか?
この本だと、
『ある日、旅人は、ドラゴンに、出会いました・・・。』」(文字を指さしながら)
「らー。」(こくり+ばんざい)
「お待たせ~。」
「あ、はやてちゃん、おかえり。
ちょっとこの本最後まで読むから少し待っててね。」
「りょーかい。」
「ありがとう。
『そして、ドラゴンは、遠くに、飛んで、行きました。おしまい。』」
「にゃ~。」(ぱちぱち拍手)
「それじゃ行きましょ。」
「そだね。行くよ~、白ちゃん。」
「らー。」(こくり)
「あ、仮眠室誰もいない、ラッキー。
使用中の札付けて、っと。
よし、完璧。」
「夜間帯はバイトが仮眠室使っていい、ってのはありがたいわね。部屋空いてればだけど。」
「そだね~。
毛布部屋(毛布1枚、雑魚寝の大部屋)でもけっこー高くつくしねぇ。」
「そうね。それに、こっちの方が寝心地はるかに良いしね。」