ばいとのきゅーりょーはやすいです。
「ただいま、はやてちゃん、白ちゃん。」
「おかえりー。けっこー遅かったね。」
「にゃー。」
「あら、メモ帳、字の勉強してたのかしら?」
「今日は数字のお勉強。
でも、すごいよ白ちゃんてば。」
「銀貨100枚があたしらの給料何日分か、計算しちゃったんだから。
286日分が10010チップ。だいたい100枚だって。」
「え、数字教えたばっかりなのよね?」
「そだよ。でも、あっちの言葉で計算は勉強してたのかもだし。」
「・・・はやてちゃん、同じ計算できる?」
「できるわけないじゃん。
銀貨5枚までが限界だよあたしの頭と財布の中身は。」
「うん、そうだよね。私もできない。
・・・100枚も入ってたの?」
「うん、そーだって。」
「・・・日給35チップだったのよね~、私たち。」
「今でも35だよ~。」
「あ、そろそろ休み時間終わるころだね。」
「今度は図書館で待っててくださいね。
本、たくさん。読む、待つ。
帰還の刻になったら戻りますね。こんな感じの絵。」
「らー。」
図書館アルバイターの日給35チップはかなり安いです。
ただし、出勤した日は、休み時間や仕事のあとに、自分が働いている場所までの本を自由に読むことができるので、本が読みたい人には人気の職場です。
帰還の刻=16時ころ